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ローラン バーンワルト ラ ヴィ オン ローズ 2022
¥6,380
ローラン バーンワルト ラ ヴィ オン ローズ 2022 ワイン名・ラ ヴィ オン ローズ 2022 生産者名/ワイナリー名・ローラン バーンワルト スタイル・ロゼ(オレンジ) 生産国・フランス 産地・アルザス 品種・ゲヴェルツトラミネール 「ローラン バーンワルト」 1960年代にコルマールの南にある小さな村、オべルモルシュビールで1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父の後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、クリスチャン・ビネールと出会い2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。2010年にはジャンマルク・ブリニョが、彼のブドウでワインを仕込んだことから、亜硫酸無添加のワインを主として造るようになっており、2011年からアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者です。 ラ ヴィ オン ローズ 2022 除梗して11日間のマセラシオンの後、ステンレスタンクで発酵。2023年2月に澱引きして、フードルで3ヶ月間の熟成。2023年5月瓶詰。ごく僅かに赤みがかった淡い琥珀色。赤いプラムやさくらんぼなど赤い果皮を持つ果実の香りに、ライチ、金木犀、ビターオレンジや陳皮、紅茶などの香りが加わり、かぐわしく複雑性を帯びた香りが漂います。僅かに舌先をかすめるガスが当たり、熟した果実であったことが伺えるように甘やかな風味が優しく舌を包み込みます。芳醇な果実の果汁に華やかな花々を漬け込んだようなアロマティックな風味に、陳皮などのビターなニュアンス、濃く淹れた紅茶の風味やタンニンが溶け込み、後半にかけてよりコク深く奥行きのある味わいが続きます。
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ローラン バーンワルト ゲヴェルツトラミネール 2022
¥5,830
ローラン バーンワルト ゲヴェルツトラミネール 2022 ワイン名・ゲヴェルツトラミネール 2022 生産者名/ワイナリー名・ローラン バーンワルト スタイル・白 生産国・フランス 産地・アルザス 品種・ゲヴェルツトラミネール 「ローラン バーンワルト」 1960年代にコルマールの南にある小さな村、オべルモルシュビールで1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父の後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、クリスチャン・ビネールと出会い2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。2010年にはジャンマルク・ブリニョが、彼のブドウでワインを仕込んだことから、亜硫酸無添加のワインを主として造るようになっており、2011年からアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者です。 ゲヴェルツトラミネール 2022 ダイレクトプレスの後、コンクリートタンクで発酵。2023年3月に澱引きして、スレンレスタンクで5ヶ月間の熟成。2023年8月瓶詰。ごく僅かに濁りのある黄みがかった黄金色。ライチや柑橘、沈丁花やジャスミンなどのかぐわしい白い花、紅茶などの香りが混ざり合い、爽やかさを伴うアロマティックな印象です。ライチを頬張ったような甘やかさと瑞々しさが感じられ、柔らかいテクスチャーで舌の上を滑るように馴染みます。張りのある伸びやかな酸と柑橘の内皮を想わせるほろ苦さに支えられ、香り豊かでオリエンタルな果実の風味に旨味が溶け込みながら、口中を覆うように膨らみます。可愛らしい印象の果実味に、白い花や紅茶など気品や華やぎのある様子などがバランス良く絡み合い、アフターには僅かながらジンジャーの風味がアクセントのように現れ味わいを引き締めています。
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ローラン バーンワルト リースリング 2020
¥5,830
ローラン バーンワルト リースリング 2020 ワイン名・リースリング 2020 生産者名/ワイナリー名・ローラン バーンワルト スタイル・白 生産国・フランス 産地・アルザス 品種・リースリング 「ローラン バーンワルト」 1960年代にコルマールの南にある小さな村、オべルモルシュビールで1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父の後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、クリスチャン・ビネールと出会い2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。2010年にはジャンマルク・ブリニョが、彼のブドウでワインを仕込んだことから、亜硫酸無添加のワインを主として造るようになっており、2011年からアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者です。 リースリング 2020 ダイレクトプレスの後、ステンレスタンクで発酵。2021年3月に澱引きして、古いフードルで17ヶ月間の熟成。2023年8月瓶詰。濃い黄色。熟した晩柑や日向夏、花の蜜、ローズマリーやオレガノなどのハーブ、黄柑橘のピールを想わせる爽やかな香りやほろ苦さ、火打石のニュアンスが伺えます。角の取れた滑らかな口当たり。それでいて、キリッと全体を引き締めるような張りのある酸が感じられ、ブレのない芯のしっかりとした印象を受けます。熟した柑橘の風味と酸、クチナシの花のようなふっくらとした円みのある華やかさが調和し、ハーブや柑橘ピールなどの清涼感がアクセントつけながら、口中を覆うように広がります。仄かに乳酸的なまろみが加わり、リースリングらしいキレのある酸や豊かな果実味に柔らかさを与えています。
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再入荷!!! ルイジュリアン 新ヴィンテージ 6本セット ①
¥18,000
再入荷!!! ルイジュリアン 新ヴィンテージ 6本セット ① *12%エチケットはエチケット不良でのご案内になります。ご了承の上ご注文ください。 (写真4枚目をご確認ください(エチケット不良の例です。)) 赤 ルージュ 12% 1000ml 2022&23 2本 赤 ルージュ 10.5% 1000ml 2022&23 1本 白 ブラン 1000ml 2023 1本 ロゼ ロゼ 1000ml 2022&23 1本 赤 ラヴォン・ギャルド 750ml 2023 1本 生産者名/ワイナリー名・ルイジュリアン 生産国・フランス 産地・ローヌ 赤12%、赤10.5%、ロゼの3アイテムは、2022年と2023年ヴィンテージを瓶詰め前にブレンドしております。2022年の生産量が多かったことで実現しましたが、赤に関しましては両ヴィンテージをブレンドすることでタンニンが穏やかになり、味わいは神酒感が控えめになった印象が伺えます。ロゼは、2023年のアルコール度数が13.5%とやや高く、アルコール度数10.5%の2022年ヴィンテージとブレンドすることでアルコールを下げ、調和の取れた味わいを引き出しました。白については赤に比べて生産量が少なく2022年ヴィンテージが残っていないこと、ラヴォン・ギャルドはアペラシオンを取得していることから単一ヴィンテージとなっております。 ワイン名 ・ルージュ 12% 1000ml 2022&23 スタイル ・赤 品種・グルナッシュ、シラー、メルローで約80%、その他30種ほどで20%(2023年ヴィンテージ60%、2022年ヴィンテージ40%のブレンド。) 鮮やかな中程度の赤色。プルーンやカシス、カレンズ、ブルーベリーなどの黒系果実のドライフルーツを想わせるコクや充実感のある香りを主体に、エキスの詰まった赤いフルーツソース、かぐわしい紅茶やビターカカオなどの香りが加わります。口中では凝縮感のある香りからの印象に比べて、瑞々しく喉を潤すように清らかに沁み渡ります。張りのある酸が伸びやかで軽快な飲み心地を引き立て、黒系果実の充実した風味に紅茶の華やぎのある香気、ビターカカオのほろ苦さが絡み合い、上品で落ち着きのある風味が口中に留まります。時折、緻密な赤い果実の風味が伺え可憐な様子や若々しさが感じられるミディアムスタイルです。 ワイン名 ・ルージュ 10.5% 1000ml 2022&23 スタイル ・赤 品種・アラモン、サンソー、ユニ・ブラン(2023年ヴィンテージ50%、2022年ヴィンテージ50%のブレンド。) 仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。カレンズやプルーン、苺、いちじくなどのドライフルーツが混ざり合うやや充実感のある香りに、紅茶やドライフラワー、インク、土、クローブなどの香りがほどよく溶け込みます。コク深い果実の香りからのイメージとは裏腹に、ミディアムライトタッチの軽やかさで、雑味のない清らかな飲み心地でスムーズに喉を通ります。口中に留まる風味は、黒や赤のミックスベリーや深みのあるドライフルーツ、スパイスの甘苦さなどが調和し、若々しい果実の風味とほどよい複雑性やこなれ感、落ち着いた雰囲気が絡み合います。鼻腔には紅茶の香りが抜け、心地良いかぐわしさが続きます。 ワイン名 ・ブラン 1000ml 2023 スタイル ・白 品種・ユニ・ブラン40%、その他リスタン、ヴィラール・ブラン、ヴェルメンティーノ、クラリン(カリニャン・ブラン×サンソー・ノワール)などで60%。 やや淡い黄色。熟したりんごや柑橘、桃、洋梨、パイナップル、柑橘のピール菓子などの香り豊かな果実香に、クチナシなど白い花の甘やかで華やぎのある香り、レモンバーベナのような爽やかなハーブの印象が加わります。口に含むと冷涼感のある瑞々しい軽快な飲み心地で、芳醇な果実や柑橘の清涼感、フローラル系の風味が溶け込み、張りのある酸と僅かに感じられる生姜のようなニュアンスが全体を引き締めるように感じられます。喉へと清らかに流れ、口中には柑橘ピールや内皮のほろ苦さがアクセントを与えながら、優しい甘みのあるトロピカルな果実味や華やかな風味が留まります。すっきりとした飲み心地のフルーティーな辛口の仕上がりです。 ワイン名 ・ロゼ 1000ml 2022&23 スタイル ・ロゼ 品種・アラモン、グルナッシュ・グリ、ルーサンヌ(2023年ヴィンテージ50%、2022年ヴィンテージ50%のブレンド。) やや淡いサーモンピンクの色合い。さくらんぼのコンポート、苺やクランベリーなど甘酸っぱい果実の香りに、バラのような華やかさが加わり、例年に比べて可愛らしく若々しい果実の印象にやや落ち着いた様子が伺えます。冷涼感のある伸びやかな飲み心地で、赤い果皮をもつ果実のコンポートやドライフルーツなどやや充実感のある風味に、ザクロやフランボワーズなどのメリハリのある酸が溶け込み口中へと流れるように広がります。酸が可憐な果実味を支えながら、僅かに感じられるビターなほろ苦さがアクセントとなり、やや重心が低く骨格の感じられる辛口の仕上がりです。 ワイン名 ・ラヴォン・ギャルド 750ml 2023 スタイル ・赤 品種・グルナッシュ50%、シラー50%。 除梗したグルナッシュとシラーを別々にセミマセラシオンカルボニック。タンクから流れ出るフリーランジュースの初期の部分を、その他多数の品種の果汁と合わせて赤12%に使用、さらに葡萄の重みだけでとった中間から終盤のジュースを、こちらはグルナッシュとシラーの2品種のみブレンドしてタンクで発酵・熟成。やや紫がかった深紅の色合い。ブラックベリーやカシスリキュールを想わせる黒系果実の香り高く緻密な様子に、ダージリンの気品のあるかぐわしさ、フランボワーズソースを想わせる華やかな赤い果実の香りが感じられます。凝縮感のある香りのイメージに比べて、冷涼感があり瑞々しささえ感じさせる雑味のない軽快な飲み心地。きめ細かい滑らかなテクスチャーで、シルキーなタンニンが溶け込むエキスの詰まった芳醇な果実味に、フランボワーズソースの張りのある酸や華やかさ、紅茶の高貴な風味が絡み合い口中を覆うように広がります。風味豊かな果実味は若々しくもあり、それでいて奥行きやしっとりと落ち着いた様子が伺える余韻の長いミディアムスタイルです。
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再入荷!!! ルイジュリアン 新ヴィンテージ 6本セット ②
¥17,000
再入荷!!! ルイジュリアン 新ヴィンテージ 6本セット ② *12%エチケットはエチケット不良でのご案内になります。ご了承の上ご注文ください。 (写真②のような状態です。) 赤 ルージュ 12% 1000ml 2022&23 3本 赤 ルージュ 10.5% 1000ml 2022&23 1本 白 ブラン 1000ml 2023 1本 ロゼ ロゼ 1000ml 2022&23 1本 生産者名/ワイナリー名・ルイジュリアン 生産国・フランス 産地・ローヌ 赤12%、赤10.5%、ロゼの3アイテムは、2022年と2023年ヴィンテージを瓶詰め前にブレンドしております。2022年の生産量が多かったことで実現しましたが、赤に関しましては両ヴィンテージをブレンドすることでタンニンが穏やかになり、味わいは神酒感が控えめになった印象が伺えます。ロゼは、2023年のアルコール度数が13.5%とやや高く、アルコール度数10.5%の2022年ヴィンテージとブレンドすることでアルコールを下げ、調和の取れた味わいを引き出しました。白については赤に比べて生産量が少なく2022年ヴィンテージが残っていないこと、ラヴォン・ギャルドはアペラシオンを取得していることから単一ヴィンテージとなっております。 ワイン名 ・ルージュ 12% 1000ml 2022&23 スタイル ・赤 品種・グルナッシュ、シラー、メルローで約80%、その他30種ほどで20%(2023年ヴィンテージ60%、2022年ヴィンテージ40%のブレンド。) 鮮やかな中程度の赤色。プルーンやカシス、カレンズ、ブルーベリーなどの黒系果実のドライフルーツを想わせるコクや充実感のある香りを主体に、エキスの詰まった赤いフルーツソース、かぐわしい紅茶やビターカカオなどの香りが加わります。口中では凝縮感のある香りからの印象に比べて、瑞々しく喉を潤すように清らかに沁み渡ります。張りのある酸が伸びやかで軽快な飲み心地を引き立て、黒系果実の充実した風味に紅茶の華やぎのある香気、ビターカカオのほろ苦さが絡み合い、上品で落ち着きのある風味が口中に留まります。時折、緻密な赤い果実の風味が伺え可憐な様子や若々しさが感じられるミディアムスタイルです。 ワイン名 ・ルージュ 10.5% 1000ml 2022&23 スタイル ・赤 品種・アラモン、サンソー、ユニ・ブラン(2023年ヴィンテージ50%、2022年ヴィンテージ50%のブレンド。) 仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。カレンズやプルーン、苺、いちじくなどのドライフルーツが混ざり合うやや充実感のある香りに、紅茶やドライフラワー、インク、土、クローブなどの香りがほどよく溶け込みます。コク深い果実の香りからのイメージとは裏腹に、ミディアムライトタッチの軽やかさで、雑味のない清らかな飲み心地でスムーズに喉を通ります。口中に留まる風味は、黒や赤のミックスベリーや深みのあるドライフルーツ、スパイスの甘苦さなどが調和し、若々しい果実の風味とほどよい複雑性やこなれ感、落ち着いた雰囲気が絡み合います。鼻腔には紅茶の香りが抜け、心地良いかぐわしさが続きます。 ワイン名 ・ブラン 1000ml 2023 スタイル ・白 品種・ユニ・ブラン40%、その他リスタン、ヴィラール・ブラン、ヴェルメンティーノ、クラリン(カリニャン・ブラン×サンソー・ノワール)などで60%。 やや淡い黄色。熟したりんごや柑橘、桃、洋梨、パイナップル、柑橘のピール菓子などの香り豊かな果実香に、クチナシなど白い花の甘やかで華やぎのある香り、レモンバーベナのような爽やかなハーブの印象が加わります。口に含むと冷涼感のある瑞々しい軽快な飲み心地で、芳醇な果実や柑橘の清涼感、フローラル系の風味が溶け込み、張りのある酸と僅かに感じられる生姜のようなニュアンスが全体を引き締めるように感じられます。喉へと清らかに流れ、口中には柑橘ピールや内皮のほろ苦さがアクセントを与えながら、優しい甘みのあるトロピカルな果実味や華やかな風味が留まります。すっきりとした飲み心地のフルーティーな辛口の仕上がりです。 ワイン名 ・ロゼ 1000ml 2022&23 スタイル ・ロゼ 品種・アラモン、グルナッシュ・グリ、ルーサンヌ(2023年ヴィンテージ50%、2022年ヴィンテージ50%のブレンド。) やや淡いサーモンピンクの色合い。さくらんぼのコンポート、苺やクランベリーなど甘酸っぱい果実の香りに、バラのような華やかさが加わり、例年に比べて可愛らしく若々しい果実の印象にやや落ち着いた様子が伺えます。冷涼感のある伸びやかな飲み心地で、赤い果皮をもつ果実のコンポートやドライフルーツなどやや充実感のある風味に、ザクロやフランボワーズなどのメリハリのある酸が溶け込み口中へと流れるように広がります。酸が可憐な果実味を支えながら、僅かに感じられるビターなほろ苦さがアクセントとなり、やや重心が低く骨格の感じられる辛口の仕上がりです。
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ダリオ プリンチッチ ヴィノ ビアンコ 2019&2022
¥5,060
ダリオ プリンチッチ ヴィノ ビアンコ 2019&2022 ワイン名・ヴィノ ビアンコ 2019&2022 生産者名/ワイナリー名・ダリオ プリンチッチ 生産国・イタリア 産地・フリウリ スタイル・オレンジ 品種・シャルドネ、ソーヴィニョン、フリウラーノ もともとダリオ自身が経営する居酒屋で出していたキュヴェですが、今はベルギーと日本のためだけに造ってくれているのだそうです。果皮からも成分を抽出した白ワインです。オレンジがかった色合い、かたい桃やリンゴ、キンカンの多面的でそそられる果実香、ハーブのニュアンス。いきいきとした果実味に、ほんのりと感じるタンニン、果皮由来の重みも感じます。果皮ごとの醸し発酵の白ワインの魅力を日本に知らしめたワインです。 「ダリオ プリンチッチ」 ヨスコ・グラヴネルの親友であり、スタンコ・ラディコンやラ・カステッラーダのニーコとは同級生。 しかし、ダリオは異質だ。彼等が代々続くカンティーナの子供であったのに対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣のレストランやホテルに、食材や、グラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕事をしていたのだと言う。 ワイン造りへの情熱をおさえられるわけもなく、1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わりながら、ワイン造りに対する考えを同じくしていった。 ダリオのワインは特別だ。グラヴネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すような素気ない冷たい印象が全くなく、誰にでも近寄ってきてくれる『優しさ』に溢れている。 華やかで豊潤に香るアタックは口中に強烈に長く留まる。しかしながら、長期間のマセラシオンによる『ワインの重さ』はあまり感じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽さ』がある。 『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちでワインを造っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』 ダリオが言うように、彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果皮浸透によるタンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して果実のフレッシュ感、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。ダリオにしかできない高次元でバランスされたワインと言えるのではないだろうか。
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ダリオ プリンチッチ ヴィノ ロッソ 2022
¥4,950
ダリオ プリンチッチ ヴィノ ロッソ 2022 ワイン名・ヴィノ ロッソ 2022 生産者名/ワイナリー名・ダリオ プリンチッチ 生産国・イタリア 産地・フリウリ スタイル・赤 品種・メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30% もともとダリオ自身が経営する居酒屋で出していたキュヴェですが、今はベルギーと日本のためだけに造ってくれているのだそうです。ボルドー的、ではなく、まさしくフリウリスタイルの赤ワイン。よく熟した赤系果実の香りに、心地よいスパイスと土のニュアンス。滑らかな質感と柔らかな果実味が美しく、葡萄の旨みをじんわりと感じる、味わい深い赤ワインに仕上がっています。 「ダリオ プリンチッチ」 ヨスコ・グラヴネルの親友であり、スタンコ・ラディコンやラ・カステッラーダのニーコとは同級生。 しかし、ダリオは異質だ。彼等が代々続くカンティーナの子供であったのに対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣のレストランやホテルに、食材や、グラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕事をしていたのだと言う。 ワイン造りへの情熱をおさえられるわけもなく、1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わりながら、ワイン造りに対する考えを同じくしていった。 ダリオのワインは特別だ。グラヴネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すような素気ない冷たい印象が全くなく、誰にでも近寄ってきてくれる『優しさ』に溢れている。 華やかで豊潤に香るアタックは口中に強烈に長く留まる。しかしながら、長期間のマセラシオンによる『ワインの重さ』はあまり感じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽さ』がある。 『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちでワインを造っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』 ダリオが言うように、彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果皮浸透によるタンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して果実のフレッシュ感、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。ダリオにしかできない高次元でバランスされたワインと言えるのではないだろうか。
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ラディコン スラトニック 2022
¥6,270
ラディコン スラトニック 2022 ワイン名・スラトニック 2022 生産者名/ワイナリー名・ラディコン 生産国・イタリア 産地・フリウリ スタイル・オレンジ 品種・シャルドネ、フリウラーノ スラトニックは彼らがスロヴェニアに持っていたブドウ畑の名前で、以前ワインの名前に使われていたものを復活させた。父スタンコが歩んできた道をサシャ自身がなぞっていくことで、スタンコがどのように考え決断をしてきたのかを知れるのではないかというサシャの思いが込められている。マセレーションの長い、ブルーラインのオスラーヴィエに対して、果実感もあって皮や種由来の複雑味があるワインをイメージして造られた。本当はサシャがワイナリーに参画した2006年から造る予定だったが、スタンコを説得するのに時間がかかり、ファーストヴィンテージは2009年に。 「ラディコン」 オスラーヴィアで戦後間もなく、スタニスラオ・ラディコンの祖父によって始められたワイナリー。1980年からスタニスラオ(スタンコ)にワイナリーは委譲され、それまで桶売りしていたワインを自らボトリングを始めます。1980年代後半までは培養酵母を添加、ステンレスタンクで温度管理をしながらの醗酵といった当時“伝統的”とされてきた手法を採用し、80年代後半からは小樽での醗酵・熟成こそがクオリティの高い白を造る為には重要だと考えるようになります。しかし、赤ワインのほうが白よりも複雑であると、ほぼ無意識の世界でそういった思い込みがあり、それに疑問を感じたのが94-95年頃。加えて、彼の住む土地コッリオは伝統的に白の生産地域。複雑で、なおかつ自然な造り&味わいの白を造ろうと考えた時、「だったら、赤みたいに白を造っちゃえばいいんじゃね?そもそも、ブドウの皮の色の違いで、造り方が違う事自体変なんだよ。昔は白だってそうやって造っていたんだし、皮ごとの方が醗酵もスムーズに進むはずだし、ますます培養酵母なんかに頼る理由がなくなるじゃんか!」というわけで95年より、リボッラ ジャッラで皮ごとの醗酵を試験的に開始。。。。 2006年より、それまでもワイナリーを手伝っていた息子のサシャがワイナリーに参画。2009年からスタンコが個人事業主だった状態から、サシャと共に会社組織へと変更となります。2016年9月10日スタンコ ラディコン永眠(62歳)。サシャが当主となり、母スザーナと共にスタンコの意志とワイナリーを引き継ぎました。
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ラディコン シヴィ 2022
¥6,270
ラディコン シヴィ 2022 ワイン名・シヴィ 2022 生産者名/ワイナリー名・ラディコン 生産国・イタリア 産地・フリウリ スタイル・オレンジ 品種・ピノ・グリージョ シヴィはスロヴェニア語で「灰色」、イタリア語のグリージョにあたる言葉。マセレーション期間と樽での熟成期間を短くし、ブルーラインのセカンドクラスとして早い段階で飲めるように考えて造られた、S(サシャ)ライン。ブルーラベルが2〜3ヶ月間の醸しであるのに対してSラインは2〜3週間のマセレーション。圧倒的なスムーズな飲み口とブドウのピュアな旨味と豊かな芳香があり、セカンドラインとは思えない素晴らしい魅力と完成度を誇っています。 「ラディコン」 オスラーヴィアで戦後間もなく、スタニスラオ・ラディコンの祖父によって始められたワイナリー。1980年からスタニスラオ(スタンコ)にワイナリーは委譲され、それまで桶売りしていたワインを自らボトリングを始めます。1980年代後半までは培養酵母を添加、ステンレスタンクで温度管理をしながらの醗酵といった当時“伝統的”とされてきた手法を採用し、80年代後半からは小樽での醗酵・熟成こそがクオリティの高い白を造る為には重要だと考えるようになります。しかし、赤ワインのほうが白よりも複雑であると、ほぼ無意識の世界でそういった思い込みがあり、それに疑問を感じたのが94-95年頃。加えて、彼の住む土地コッリオは伝統的に白の生産地域。複雑で、なおかつ自然な造り&味わいの白を造ろうと考えた時、「だったら、赤みたいに白を造っちゃえばいいんじゃね?そもそも、ブドウの皮の色の違いで、造り方が違う事自体変なんだよ。昔は白だってそうやって造っていたんだし、皮ごとの方が醗酵もスムーズに進むはずだし、ますます培養酵母なんかに頼る理由がなくなるじゃんか!」というわけで95年より、リボッラ ジャッラで皮ごとの醗酵を試験的に開始。。。。 2006年より、それまでもワイナリーを手伝っていた息子のサシャがワイナリーに参画。2009年からスタンコが個人事業主だった状態から、サシャと共に会社組織へと変更となります。2016年9月10日スタンコ ラディコン永眠(62歳)。サシャが当主となり、母スザーナと共にスタンコの意志とワイナリーを引き継ぎました。
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ルーシーマルゴー テットドウフ 2022
¥6,380
ルーシーマルゴー テットドウフ 2022 ワイン名・テットドウフ 2022 生産者名/ワイナリー名・ルーシーマルゴー 生産国・オーストラリア スタイル・白 品種・ソーヴィニヨンブラン Totness【トットネス】にあるSurmann Vineyard【シュールマン ヴィンヤード】から得た樹齢30年超のオーガニックフルーツ。セラミックのエッグタンクで全房発酵。マンゴーとネクタリン、パイナップルとマンダリンのアロマ。非常にアロマティックですが引き締まった酸も同居しており、後を引きます。 「ルーシーマルゴー」 アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。
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LoveSongオリジナルワイン ピエール・オリヴィエ・ボノーム LoveSong 2020
¥5,280
LoveSongオリジナルワイン ピエール・オリヴィエ・ボノーム LoveSong 2020 ワイン名・LoveSong 2020 生産者名/ワイナリー名・ピエールオリヴィエ ボノーム 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・ロゼ 微発泡 やや甘口 品種・カベルネフラン、シュナンブラン 待ちに待ったLoveSongのオリジナルワインの到着です。キュヴェトモダチ、キュヴェ東北を当店に贈ってくれる、ピエール・オリヴィエ・ボノーム(以下ピエロ)から、カベルネフランとシュナンブランのペティアンが届きました。今年の2月にピエロのワイナリーを訪問した際に日本に未入荷の2020年ヴィンテージのペティアンを「LoveSongのオープン祝いに渡そうか?」と嬉しいお話をいただきまして。即答で『よろしく』と。実は訪問前から話は聞いていたのですが、抜栓後に早いタイミングで豆香が出ていたこともあり訪問のタイミングまで待っていてもらっていました。2ヶ月前に日本に入荷。抜栓の経過も良好でしたのでリリースさせていただくことになりました。限定321本!ナンバリングありのワインでございます! カベルネフランとシュナンブランという組み合わせのこのワイン。2020年のということもありフレッシュさの中に程よく熟成したシュナンの香りがアクセントになっています。ほんの甘口でイメージしていた『LoveSong』の味わいをしっかりと表現してくれています!超ピュアなワインです。豆のニュアンスが出そうで出ない2日間。欲やして2日以内に完飲ください。3日目には豆のニュアンスが感じられます。(とはいえ、、多分、開けたら1日で飲みきっちゃいますよ。本当。うまいです!) このワインは日本未入荷のワインとなります。当店のためにピエロが送ってくれました!
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ピエール オリヴィエ ボノーム キュヴェ トモダチ 2021
¥4,400
☆税込み¥18000以上のご購入で国内送料無料となります。 ☆離島の場合別途送料がかかります。 ワイン名・キュヴェトモダチ 2021 生産者名/ワイナリー名・ピエールオリヴィエ ボノーム 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・赤 品種・ピノ ノワール(自社畑100%) BATONSの前身となるビストロ「NOTE」時代(2009年ヴィンテージから)店主板垣のPBワインとしてフランスより毎年届いています。 ワインは「シュヴェルニー(年によりヴェルシュニー)」の名前で日本でも別途流通していますが生産本数の少ない年は当店用の「トモダチ」のみ日本に入荷しています。 今回も「トモダチ」は自社畑のピノ・ノワール100%! イチゴの明るい赤い果実にシャクヤクの官能的な香り、アールグレイの高貴な香りが重なる。ワインはピュアでみずみずしく、ダシのような優しい果実味にチャーミングな酸と塩気のあるミネラルの旨味、繊細なタンニンがきれいに溶け込んでいます。 *今回の2021年ヴィンテージは日本で当店のみ取り扱いのワインとなっております。
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クラウスプライジンガー プスタ リーブル 2022
¥3,850
クラウスプライジンガー プスタ リーブル 2022 生産者名/ワイナリー名『クラウスプライジンガー』 ワイン名・プスタ リーブル 2022 生産国・オーストリア スタイル・赤 品種・ツヴァイゲルト、サンローラン、ピノノワール 『クラウスプライジンガー』 「基礎とセンス。クラウス・プライジンガー、世界で最もクールなワイナリーの一つ。平原の葡萄園のど真ん中にある醸造所はまるで宇宙船。このセンス、ワインの味と外観でも表現されています。」1980年、ハンガリー国境そばのブルゲンラント州の州都アイゼンシュタットに生まれる。ウィーン近郊の醸造学校で学び、米ソノマ・ヴァレーのワイナリーで研修の後、ブルゲンラントの重鎮ハンス・ニットナウスのアシスタント・ワインメーカーを務めながら、2000年初ヴィンテージで自分のブランドを立ち上げる。〈Paradigma2000〉が、ワイン専門誌『Falstaff』の赤ワイン(ブレンド)部門で2位になるほか数々の受賞歴がある。2004年独立。2006年からビオディナミに転向(ビオディナミ団体Respektメンバー)。オーストリアで初めてジョージア製のアンフォラでスキンコンタクトのワインを醸造したことでも知られる(2009年)。クラウス曰く「僕のワインに必要なのは、葡萄と僕。以上!」。その土地の個性を反映した葡萄を育てたいからと、5つの村にまたがる64 か所もの区画(7アールから2ha まで)を日々駆け回ります。畑があるのは、グート・オーガウと同じハンガリーとの国境近くのブルゲンラント地方。二つの特徴的なテロワールで栽培される葡萄-"ライムストーンやシスト土壌でできるエレガントな葡萄""サンディロームに小石やチョークが交じる土壌でできるパワフルな葡萄"、を最大限に生かしたキュベを造っています。畑管理はコンポストを自作するほどのストイックさですが、葡萄栽培も醸造もHANDS OFF!「葡萄は人間以上に自分(葡萄自身)を知っている。だから必要以上に手を掛けず、プロブレムがあったときだけ対処する」をポリシーにしています。二度選果、サンスフル(基本、亜硫酸無添加)、無清澄/無濾過、重力瓶詰で造られています。 プスタ リーブル 2022 外観はコカコーラ?プスタは、ハンガリア語で平原のこと。ノイジードル湖の周りの畑がプスタと呼ばれている。LEBREはフランス語で自由。プスタの自由なワイン。2022VTは暑く乾いた年でしたが、アルコールは低めで、丸い果実感が印象的。とてもジューシーでボジョレーのワインのように少し冷やしてより美味しいワインです。
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ラ ボエム モル 2020
¥4,620
ワイン名・モル 2020 生産者名/ワイナリー名・ラ ボエム 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・赤 品種・ガメイ30%(ボジョレー)、サンソー30%、シラー、グルナッシュ、カリニャン35%、ミュスカ5%。 コンセプトは、品質の保証されたピュアなブドウでつくるラ・ボエムのジェネリックワイン!前年同様にキュヴェになり切れなかったワインが30%アッサンブラージュされている!買いブドウはコルビエールのアンドレア・ジョリエスとペゼナスのグザビエ・フノワ、ボジョレーのアラン・クラバロン、そしてルーションのヴァンサン・ラファージュから!ワイン名Môlはロマの言葉で「赤ワイン」を意味し、ロマと一緒に収穫をした時にこの名前のヒントを得た!SO2無添加!ノンフィルター!色合いは透明感のある深いルビー色。シャクヤク、スミレ、ガリーグ、お香の香り。ワインは艶やかかつほんのりスパイシーでストラクチャーがあり、染み入るように優しい豊潤な果実味を鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が引き締める! 「ラ・ボエム」 元IBMのコンピューター技師のパトリックは、オーヴェルニュの鬼才ピエール・ボージェにワインを学びながら、2004年にコンピューターの仕事と平行して自らのドメーヌを起ち上げる。2009年にワイナリー一本に絞り、代表的なロゼペティアンと質の高い赤白ワインを作る。かつてのパトリック・ブージュは、ワインの世界はアマチュアで、休日にワインショップや極たまにワイナリーの訪問をするくらいの関心しかなく、自らワインを作ることなど考えも及ばなかったそうだ。その彼が人生を大きく方向転換するきっかけとなったのが、たまたまパトリックの当時付き合っていた彼女に紹介されたピエール・ボージェとの出会いで、以降、ピエール・ボージェのガイドの下、自然派ワインの世界にどっぷり足を埋めることとなる。普段は IBMでコンピューター技師の仕事を持つ彼は、一方で自ら20アールの畑を借り、片手間だが週末と休日を利用して自分のワイン作りを開始した。分からないことは、常にピエール・ボージェからアドバイスをもらいながら、6年間は経験を積みつつ、表向きにはなりを潜めていた。それが 2002年までの話。2003年に彼はワイナリーとして独立することを決意した後は、IBMでバイオの研究システムをつくる優秀なプログラマーだった地位を捨て、午前中だけ仕事をする契約社員に格下げするよう願いを出し、以降1.5 haの畑を買い、教会の敷地内にある昔のカーヴを借りて2004年に正式にドメーヌ・ラ・ボエムをスタートさせる。 ドメーヌ開始以来雹や霜、ブドウの病気の影響で、毎年の平均収量が 20 hL/ha を優に下回り、常に経営的に厳しい状況にあるパトリック。今年2015年も、途中まで豊作が期待されていたのだが、結局、雹の被害に遭いシャルドネとピノノワールが40%減となってしまった。「ドメーヌだけでは経営が成り立たない」と、現状の打開策として 2013 年に新たにネゴシアンを立ち上げたのだが、これが現在功を奏しているようだ!パトリック曰く、「ドメーヌを始めた当初と違って、今は100%信頼できるヴィニョロンの友人がフランス各地にいる。彼らは自分と同じエスプリでブドウを育てているし、収穫は必ず私が行うので、品質はドメーヌと全く変わらない!」と。確かに、今回のフェステジャールにしかり、彼のつくるネゴスはどれも卓越した美味しさがあり、パトリックのセンスが十分ワインに感じられる!でも、そんな彼も、最初の頃はやはり「ネゴシアン」という響きに少し抵抗があったようだ。理由として、自分で育てたブドウではないというのが、心の隅に引っかかっていたようだ。だが、2012年の凶作がきっかけで、背に腹は代えられないと、ネゴシアン立ち上げを決意。実際に始めてみると、色々な品種の特徴やテロワール違いの面白さが分かり、今は昔以上に醸造のイマジネーションの幅が広がったそうだ!「これからもネゴシアンは、あくまでもドメーヌの補佐として続けていくが、仕込む以上はドメーヌのワインと同等、あるいはそれ以上のレベルに仕上げるつもりだ!」とパトリックは語る。ちなみに今のパトリックのCAVEと自宅は、あの『ドメーヌ・ペイラ』だった場所です。
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ラ ボエム ニグロ 2021
¥5,335
ワイン名・ニグロ 2021 生産者名/ワイナリー名・ラ ボエム 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・赤 品種・ガメイ(ボジョレー) ドメーヌのプリムールというコンセプトでつくられたワイン!南Sarcey(サルセイ)の自社畑を2023年に売却したため、2022年がNigloのラストヴィンテージ!SO2無添加!ノンフィルター!色合いは若干濁りのある深いルビー色。グロゼイユ、グリオット、スミレ、青海苔の香り。ワインはフレッシュで柔らかくジューシーな果実味が染み入るように優しく、弾けるように軽快な酸、洗練されたミネラル、優しいタンニンの余韻を優しく引き締める! (注:コルクは2020年になっております) 「ラ・ボエム」 元IBMのコンピューター技師のパトリックは、オーヴェルニュの鬼才ピエール・ボージェにワインを学びながら、2004年にコンピューターの仕事と平行して自らのドメーヌを起ち上げる。2009年にワイナリー一本に絞り、代表的なロゼペティアンと質の高い赤白ワインを作る。かつてのパトリック・ブージュは、ワインの世界はアマチュアで、休日にワインショップや極たまにワイナリーの訪問をするくらいの関心しかなく、自らワインを作ることなど考えも及ばなかったそうだ。その彼が人生を大きく方向転換するきっかけとなったのが、たまたまパトリックの当時付き合っていた彼女に紹介されたピエール・ボージェとの出会いで、以降、ピエール・ボージェのガイドの下、自然派ワインの世界にどっぷり足を埋めることとなる。普段は IBMでコンピューター技師の仕事を持つ彼は、一方で自ら20アールの畑を借り、片手間だが週末と休日を利用して自分のワイン作りを開始した。分からないことは、常にピエール・ボージェからアドバイスをもらいながら、6年間は経験を積みつつ、表向きにはなりを潜めていた。それが 2002年までの話。2003年に彼はワイナリーとして独立することを決意した後は、IBMでバイオの研究システムをつくる優秀なプログラマーだった地位を捨て、午前中だけ仕事をする契約社員に格下げするよう願いを出し、以降1.5 haの畑を買い、教会の敷地内にある昔のカーヴを借りて2004年に正式にドメーヌ・ラ・ボエムをスタートさせる。 ドメーヌ開始以来雹や霜、ブドウの病気の影響で、毎年の平均収量が 20 hL/ha を優に下回り、常に経営的に厳しい状況にあるパトリック。今年2015年も、途中まで豊作が期待されていたのだが、結局、雹の被害に遭いシャルドネとピノノワールが40%減となってしまった。「ドメーヌだけでは経営が成り立たない」と、現状の打開策として 2013 年に新たにネゴシアンを立ち上げたのだが、これが現在功を奏しているようだ!パトリック曰く、「ドメーヌを始めた当初と違って、今は100%信頼できるヴィニョロンの友人がフランス各地にいる。彼らは自分と同じエスプリでブドウを育てているし、収穫は必ず私が行うので、品質はドメーヌと全く変わらない!」と。確かに、今回のフェステジャールにしかり、彼のつくるネゴスはどれも卓越した美味しさがあり、パトリックのセンスが十分ワインに感じられる!でも、そんな彼も、最初の頃はやはり「ネゴシアン」という響きに少し抵抗があったようだ。理由として、自分で育てたブドウではないというのが、心の隅に引っかかっていたようだ。だが、2012年の凶作がきっかけで、背に腹は代えられないと、ネゴシアン立ち上げを決意。実際に始めてみると、色々な品種の特徴やテロワール違いの面白さが分かり、今は昔以上に醸造のイマジネーションの幅が広がったそうだ!「これからもネゴシアンは、あくまでもドメーヌの補佐として続けていくが、仕込む以上はドメーヌのワインと同等、あるいはそれ以上のレベルに仕上げるつもりだ!」とパトリックは語る。ちなみに今のパトリックのCAVEと自宅は、あの『ドメーヌ・ペイラ』だった場所です。
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ラ ボエム ペー 2022
¥6,050
ワイン名・ペー 2022 生産者名/ワイナリー名・ラ ボエム 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・赤 品種・ピノノワール。 コンセプトは、品質の保証されたピュアなブドウでつくるラ・ボエムのジェネリックワイン!買いブドウはオーヴェルニュのビオブドウ栽培者ドメーヌ・ジャルゴヴィアから!ワイン名はピノノワールの頭文字を取って名付けた!エチケットのデザインはピノノワールの畑のある丘、ガリア戦記の中の有名なゲルゴヴィアの戦いの舞台となった丘とその記念碑が描かれている!SO2 無添加!ノンフィルター!色合いは少し濁りのある深いルビー色。フランボワーズ、クランベリー、シャクヤク、バラの香り。ワインは艶やかかつジューシーな果実味に躍動感があり、キュートな酸、ほんのりビターなミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が余韻を引き締める! 「ラ・ボエム」 元IBMのコンピューター技師のパトリックは、オーヴェルニュの鬼才ピエール・ボージェにワインを学びながら、2004年にコンピューターの仕事と平行して自らのドメーヌを起ち上げる。2009年にワイナリー一本に絞り、代表的なロゼペティアンと質の高い赤白ワインを作る。かつてのパトリック・ブージュは、ワインの世界はアマチュアで、休日にワインショップや極たまにワイナリーの訪問をするくらいの関心しかなく、自らワインを作ることなど考えも及ばなかったそうだ。その彼が人生を大きく方向転換するきっかけとなったのが、たまたまパトリックの当時付き合っていた彼女に紹介されたピエール・ボージェとの出会いで、以降、ピエール・ボージェのガイドの下、自然派ワインの世界にどっぷり足を埋めることとなる。普段は IBMでコンピューター技師の仕事を持つ彼は、一方で自ら20アールの畑を借り、片手間だが週末と休日を利用して自分のワイン作りを開始した。分からないことは、常にピエール・ボージェからアドバイスをもらいながら、6年間は経験を積みつつ、表向きにはなりを潜めていた。それが 2002年までの話。2003年に彼はワイナリーとして独立することを決意した後は、IBMでバイオの研究システムをつくる優秀なプログラマーだった地位を捨て、午前中だけ仕事をする契約社員に格下げするよう願いを出し、以降1.5 haの畑を買い、教会の敷地内にある昔のカーヴを借りて2004年に正式にドメーヌ・ラ・ボエムをスタートさせる。 ドメーヌ開始以来雹や霜、ブドウの病気の影響で、毎年の平均収量が 20 hL/ha を優に下回り、常に経営的に厳しい状況にあるパトリック。今年2015年も、途中まで豊作が期待されていたのだが、結局、雹の被害に遭いシャルドネとピノノワールが40%減となってしまった。「ドメーヌだけでは経営が成り立たない」と、現状の打開策として 2013 年に新たにネゴシアンを立ち上げたのだが、これが現在功を奏しているようだ!パトリック曰く、「ドメーヌを始めた当初と違って、今は100%信頼できるヴィニョロンの友人がフランス各地にいる。彼らは自分と同じエスプリでブドウを育てているし、収穫は必ず私が行うので、品質はドメーヌと全く変わらない!」と。確かに、今回のフェステジャールにしかり、彼のつくるネゴスはどれも卓越した美味しさがあり、パトリックのセンスが十分ワインに感じられる!でも、そんな彼も、最初の頃はやはり「ネゴシアン」という響きに少し抵抗があったようだ。理由として、自分で育てたブドウではないというのが、心の隅に引っかかっていたようだ。だが、2012年の凶作がきっかけで、背に腹は代えられないと、ネゴシアン立ち上げを決意。実際に始めてみると、色々な品種の特徴やテロワール違いの面白さが分かり、今は昔以上に醸造のイマジネーションの幅が広がったそうだ!「これからもネゴシアンは、あくまでもドメーヌの補佐として続けていくが、仕込む以上はドメーヌのワインと同等、あるいはそれ以上のレベルに仕上げるつもりだ!」とパトリックは語る。ちなみに今のパトリックのCAVEと自宅は、あの『ドメーヌ・ペイラ』だった場所です。
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ル マゼル ラルマンド 2021 & 2011 2本セット
¥9,900
「10年のヴィンテージ違いを味わう2本セット」 ・ル マゼル ラルマンド 2021 ・ル マゼル ラルマンド 2011 生産者名/ワイナリー名・ル マゼル ワイン名・ラルマンド 2021 ・ラルマンド 2011 生産国・フランス 産地・ローヌ スタイル・赤 品種・シラー。 「ル マゼル」 自然派ワイン界にとって欠かす事の出来ない生産者の一人! 1985年に父が所有していた葡萄畑を引き継いだのがジェラルドのワイン造りの始まり。元々父の代から減農薬農法を行っていたが、より「健康と品質」に重点を置いたワイン造りを行うため、その年から”ビオロジック”農法を始める。丁寧な栽培を行いながらも、数年は協同組合に葡萄を売る状況が続いていたが、ある時ジュール・ショヴェ氏の弟子でそのノウハウを継承するジャック・ネオポール氏やマルセル・ラピエール氏と出会い、自社元詰めを意識するように。彼らとの交流を重ねるうちに、野生酵母での発酵、亜硫酸の無添加など完全なる自然派ワイン造りが目標となっていった。 1997年、知人の醸造所を借りて試験的に醸造し大成功!!。翌年の1998年にネオポール氏に醸造アドバイスを受けながら7.5haの葡萄を醸造し、本格的に自社醸造・瓶詰めを開始。今では30ha全てがビオロジックの認証を受けている。ジェラルドのワインの特徴は亜硫酸無添加と1~2年という長期によるアルコール発酵。収穫した葡萄を5℃に冷やして2日間のマセラシオン・カルボニックを行い繊細な風味をワインに移します。その後しっかりと温度管理を行いながら1ヶ月近くの醸し。アルコール発酵は自然に任せるため1~2年と異常に長い時間をかけて行う。これらの行程こそが彼にしか出せない味わいを最大限まで引き出している。 ラルマンド 2021 全房で10日間のマセラシオンカルボニック。ステンレスタンクで8ヶ月間発酵と熟成。僅かに紫がかった中程度の赤色。カシスやブルーベリー、プルーンなどのドライフルーツを想わせる充実した香りに、熟したブラックベリーのフレッシュ感のある香り、ダージリンや紫の花々の華やかなかぐわしさ、ビターカカオのほろ苦い香りが伺えます。香りからは凝縮した深みのあるイメージを抱きますが、軽やかなミディアムタッチの流れるような飲み心地で口中へと馴染むように広がります。果実の風味はカシスやブラックベリー、フランボワーズなどのリキュールやソースなどのエキスの詰まった緻密感があり、軽いフュメ香やビターカカオの風味が抑揚を与え、紅茶など香り高い品のある華やいだ風味が溶け込み上品な印象が口中に留まります。アフターには葡萄の果皮をかじったような微細なタンニンとほろ苦い風味が残り、引き締まった印象が感じられます。 ラルマンド 2011 オレンジがかったやや淡い赤色。苺のコンフィチュールや赤い果実のドライフルーツなどやや凝縮感のある赤い果実の香りに、ドライいちじくやデーツ、バラのドライフラワー、腐葉土など深みや複雑性を感じさせるような香りが加わります。醸造から約11年の時を重ね今もなお、畑で熟した葡萄を皮ごと頬張った甘やかでジューシーな様子を思い起こさせるようなフレッシュ感、瑞々しささえ想わせる冷涼なアタックで驚きを覚えます。次第に香りに感じられたドライフラワーやフルーツなど、熟成由来の複雑な風味が果実味と調和しながら膨らみ、深く奥行きのある味わいが広がります。一瞬喉にあたる揮発酸を感じますが、新鮮さを覗かせる果実味と複雑性に富んだ風味が絡み合い、口中を充実感で満たし余韻が長いため、突出して感じることはありません。
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ラ クーレ ダンブロジア レ ジュー ルージュ 2011
¥4,950
ワイン名・レ ジュー ルージュ 2011 生産者名/ワイナリー名・ラ クーレ ダンブロジア (ジャン・フランソワ・シェネ) 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・赤 品種・カベルネフラン。 再入荷となります。以前に比べて少し揮発酸は高く感じますが、飲み心地の繊細な印象や赤い果実の風味、旨みなどが更に引き出されているような印象を受けます。粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢60年。15日間のマセラシオンカルボニック。翌年の春に瓶詰めをしています。オレンジがかった中程度の赤色。苺やフランボワーズなどの赤い果実のドライフルーツ、ドライハーブ、ドライフラワー、赤紫蘇、腐葉土や根菜などの香りが混ざり合い、香りから深みや奥行きのある印象が伺えます。赤い果実の果汁を想わせる繊細で清らかな口あたりで、熟成由来の奥深く複雑性を与える風味が凝縮感のある赤い果実味に溶け込みながら口中に広域に膨らみます。アフターには果実の充実感に様々な要素が絡み合う味わいに、じんわりと溢れ出るような梅かつおのような旨みが現れ、更に複雑性を感じます。揮発酸はやや高いですが、果実味や赤紫蘇、旨みなどのニュアンスと調和しており、それほど突出した印象は受けません。 「ジャン・フランソワ・シェネ」 グリオットのワインを飲んでこの道に進んだ ジャン・フランソワ・シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。そんなジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決めました。現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。この先も見守って頂ければと思います。
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ピエール ギヨン ピアーズ マセラシオン 2022
¥4,730
ワイン名・マセラシオン 2022 生産者名/ワイナリー名・ピエール ギヨン ピアーズ 生産国・フランス 生産地域・ラングドック スタイル・オレンジ 品種・ソーヴィニョン・ブラン80%、モーザック20%。 「ピエール ギヨン ピアーズ」 ピエール・ギヨンはラングドックエリアのカルカッソンヌで2021年を初ヴィンテージとしてワイン造りを始めました。同じくカルカッソンヌの生産者で弊社が取り扱うピエール・ルッスと仲が良く、私たちは彼の紹介でピエール・ギヨンと出会いました。ピエール・ギヨンがナチュラルワインと出会ったのは2007年(当時19歳)、芸術専門学校に通っていた頃父親がペルピニャン付近でBuena Bocaというナチュラルワインバーを始めた事がきっかけでした。その後自然とワインに興味が芽生え、当初は父親の仕事を時々手伝いながら週末は頻繁にサロンで試飲を重ねたそうです。学校卒業後はトゥールーズで友人とシルクスクリーン印刷の会社を立ち上げ、しばらく芸術活動を続けていました。その間、ワインへの興味は途絶えることはなく、2017年に初めて個人消費目的で山葡萄から20Lのワインを作ったそうです。2019年には会社の仕事と並行してドメーヌ・チュロニス、翌年2020年にはペシゴ(シルヴァン・ソー)で修行を積む中、コロナ禍の打撃により事業を撤退し、ワイン造りの道へ進むことを決意しました。彼の印象はエネルギッシュでワイルド感がありますが、会話中は常に笑顔で人当たりが良く、優しい人柄が伝わってくると同時に、ワインに対する深い愛情が感じられます。醸造過程の中で、マセラシオンやプレス時など、その時の香りや味わいなどの感覚を大切にして、どのようなキュヴェを造っていくのかを考えます。芸術的な側面や豊かな感受性による感覚がワイン造りの大部分を占めるスタイルの生産者です。 マセラシオン 2022 モーザックとソーヴィニョン・ブランの一部(10%)をダイレクトプレスしたジュースに、残りのソーヴィニョン・ブラン(90%)を除梗して3ヶ月間マセラシオン。ステンレスタンクで7ヶ月間発酵と熟成。オレンジがかった濃い黄色。黄桃、ドライアプリコットやドライピーチ、ビターオレンジを想わせる果実香に、金木犀などの華やかでかぐわしい香りが混ざり合い魅惑的な印象を受けます。ほどよい甘みが感じられ芳醇な果実味にほろ苦い柑橘のニュアンスが絶妙に溶け込み、瑞々しささえ感じる軽快な飲み心地でフルーティーな果実の風味が口中を覆うように広がります。アフターにかけて黄桃の核や桃の果皮のような芳ばしさやタンニンが感じられ、豊かな果実味を残しながら調和の良いマセラシオン由来の深みや旨味が感じられる仕上がりです。
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ピエール ギヨン ピアーズ トリプティック ヌメロ アン 2022
¥4,730
ワイン名・トリプティック ヌメロ アン 2022 生産者名/ワイナリー名・ピエール ギヨン ピアーズ 生産国・フランス 生産地域・ラングドック スタイル・赤 品種・カベルネ・フラン60%、メルロー40%。 「ピエール ギヨン ピアーズ」 ピエール・ギヨンはラングドックエリアのカルカッソンヌで2021年を初ヴィンテージとしてワイン造りを始めました。同じくカルカッソンヌの生産者で弊社が取り扱うピエール・ルッスと仲が良く、私たちは彼の紹介でピエール・ギヨンと出会いました。ピエール・ギヨンがナチュラルワインと出会ったのは2007年(当時19歳)、芸術専門学校に通っていた頃父親がペルピニャン付近でBuena Bocaというナチュラルワインバーを始めた事がきっかけでした。その後自然とワインに興味が芽生え、当初は父親の仕事を時々手伝いながら週末は頻繁にサロンで試飲を重ねたそうです。学校卒業後はトゥールーズで友人とシルクスクリーン印刷の会社を立ち上げ、しばらく芸術活動を続けていました。その間、ワインへの興味は途絶えることはなく、2017年に初めて個人消費目的で山葡萄から20Lのワインを作ったそうです。2019年には会社の仕事と並行してドメーヌ・チュロニス、翌年2020年にはペシゴ(シルヴァン・ソー)で修行を積む中、コロナ禍の打撃により事業を撤退し、ワイン造りの道へ進むことを決意しました。彼の印象はエネルギッシュでワイルド感がありますが、会話中は常に笑顔で人当たりが良く、優しい人柄が伝わってくると同時に、ワインに対する深い愛情が感じられます。醸造過程の中で、マセラシオンやプレス時など、その時の香りや味わいなどの感覚を大切にして、どのようなキュヴェを造っていくのかを考えます。芸術的な側面や豊かな感受性による感覚がワイン造りの大部分を占めるスタイルの生産者です。 トリプティック ヌメロ アン 2022 カベルネ・フランのダイレクトプレスしたジュースに除梗したメルローを8日間マセラシオン。ステンレスタンクで7ヶ月間発酵と熟成。仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。チェリーや苺のコンポート、赤いプラム、グレナデン、クランベリーリキュールなどやや充実した赤い果皮を持つ果実の香りが感じられ、チャーミングな印象を受けます。色合いや香りからも伺い知れるようにライトな仕上がりで、ピリピリと舌先をかすめるガスが溌剌とした若々しさを与え、熟した赤い果実の果汁のように瑞々しく清らかな飲み心地で沁み渡ります。口中に膨らむ味わいは、小気味良い酸を伴いながら、香りに感じられた果実のほどよい充実感とピュア様子が溶け込み、甘酸っぱく可憐な果実の風味が長く続きます。
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ベルモン シラー スール グラニット 2021
¥4,950
生産者名/ワイナリー名 ベルモン ワイン名・シラー スール グラニット 2021 生産国・フランス 産地・オーヴェルニュ スタイル・赤 品種・シラー。 コトー・リーブル(ベルモン) コトー・リーブルは2020年にポール・オーブレ・キュヴリエー(Paul Aublet-Cubelier)とマチュー・フルーリエ(Mathieu Fleuriet)の二人によりオーヴェルニュ地方の南、シヤックという小さな村に誕生したドメーヌです。ドメーヌの葡萄から造られたワインはドメーヌ名のコトー・リーブル(Coteau Libre)、買い葡萄から造られたネゴスワインは社名のベルモン(Sarl de Belmont)としてリリースされます。 彼らが所有する5.5haの畑は隣村のサン・プリヴァ・ドゥ・ドラゴンに位置しており概ね半分が森、産業としては農業が大半を占めます。しかしフィロキセラの襲来までは、農業に使用されていた土地の多くを葡萄畑が占めていたほどワイン造りが盛んな地域でした。このエリアは地層の構成上、葡萄畑は主にテラス型だったそうで、その痕跡が今も至る所に伺えます。この地に目をつけたのがポール。彼とマチューは、100年ほど前から森になっていた土地を2019年に開墾し、東から南へ曲線を描くように広がる美しい緩やかなテラス型の畑を作り上げます。この畑は標高約700mに位置し、辺りに人の気配はあまり感じられず、大自然の中で葡萄の木が伸び伸びと育つことの出来る素晴らしい環境にあります。しかし土壌は主に花崗岩と砂質が混ざった形で構成され保水性が乏しいため、近年急激に進行している気候変動に対応することが難しい弱点もあります。この対策として、南向きの区画には暑さに強いシラーとルーサンヌ、その他4品種は全て東向きの区画に植え、近年の気候に適応できる品種を適切な斜面の向きに植えて栽培する形を採用しています。「僕たちは好条件の元でこの畑を作ることができたが、土壌が非常に痩せているため収穫量は期待できない。その代わりに凝縮感と冷涼感が強いワインを造れる環境にあると思う。」とポールは話します。この様に一度はワイン造りの文化が無くなってしまったエリアで再びゼロからドメーヌを興し、ナチュラルワインを造る素晴らしいプロジェクトを実現させた二人の努力は将来大きく報われる事でしょう。 ポールは普段は気さくで明るいですが、畑やセラーにいる彼を観察していると、常に頭の奥底で何か深く考えている様子が伺えます。ワインにはこの地のテロワールと畑の特徴がダイレクトに反映されるよう丹精込めて畑作業に徹し、葡萄を完熟した状態で摘みます。その後は十分な時間をかけてワインを造り上げ、できるだけ整った良い状態でワインをリリースします。 ドメーヌ名のCoteau Libreは「自由な丘」という意味で、サン・プリヴァ・ドゥ・ドラゴン村がフランス革命後に自ら名付けた名前だそうです。この名前には、葡萄栽培において以前から存在する偏見や伝統、定められた規則などから自らを解き放ち、自身の手を始め本能や感性、考察などにより育てられた葡萄でワインを造りたいという願いが込められています。 シラー スール グラニット 2021 ラトゥール・ド・フランス(ペルピニャンから西に30km)の北向きで標高400mに位置する、グラニット土壌の葡萄を使用。除梗した葡萄を3週間マセラシオン。600Lの樽で8ヶ月間発酵と熟成。2022年7月に瓶詰め。紫がかった深紅の色合い。熟したブラックベリーや赤い果実のドライフルーツが混ざり合う果実香に、紫の花のドライフラワー、ビターカカオ、紅茶、土などを想わせる香りが加わり、かぐわしい果実の香りに深みや落ち着いた様子が感じられます。緻密感がありながら雑味のないミディアムタッチ。滑らかな舌触りですっと馴染むように口中へと沁み渡ります。口中では香りの印象よりも黒系果実のドライフールのニュアンスを感じ、ダージリンのように気品のある香り、ビターカカオやクローブの甘苦さ、カルダモンの清涼感、仄かなバニラの風味が円みやまろやかさを与えています。アタックの赤い果実の風味や鼻腔に抜けるグレナデンの香りが、充実感のある風味を口中に留めながら可愛らしい印象を引き立てます。エキスの詰まった果実味や深み、複雑性が感じられますが、不思議と重たさがなくスムーズな飲み心地の仕上がりです。
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レ ヴィーニュ ド ラトリ ラム ウルーズ 2021
¥4,510
ワイン名・ラム ウルーズ 2021 生産者名/ワイナリー名・レ ヴィーニュ ド ラトリ 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・赤 品種・グロロー。 「レ ヴィーニュ ド ラトリ」 エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。 ラム ウルーズ 2021 以前は揮発酸がやや目立つ印象がありましたが、約1年の熟成で果実味や甘み、旨みや複雑な要素が深まったことで揮発酸は液中に取り込まれており、トーンの落ち着いた魅力溢れる味わいへと変化しています。薄濁りのややオレンジがかった赤色。すももやソルダム、小梅、熟したフランボワーズやザクロなど引き締まった酸を持つ果実の香りに、赤紫蘇、赤いバラのドライフラワー、ポプリや枯れ葉などの香りが加わり、オーヴェルニュのガメイ・ドーヴェルニュを想わせるトーンが低く落ち着いた印象を受けます。ほどよい甘みが舌先を包み込み馴染みやすいアタックで、ソルダムや小梅、華やかなフランボワーズなどの果実味が、小気味良い酸と共に軽やかな飲み心地で口中へと沁み渡ります。赤紫蘇やポプリの風味、仄かな塩味が深みや奥行き、旨みを引き出すように徐々に重なっていき、アフターには梅かつおのような旨味が残ります。素朴で滋味深さがありながら、どこか艶やかな雰囲気があり、ついつい次の一杯へと手が伸びてしまう魅力的な味わいです。
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ピエール エ レトワール スペクトル 2022
¥5,720
ピエール エ レトワール スペクトル 2022 生産者名/ワイナリー名『ピエール エ レトワール(ピエール・ダグノー)』 ワイン名・スペクトル 2022 生産国・フランス 産地・ラングドック スタイル・白 品種・グルナッシュ・ブラン(樹齢:25 年) 『ピエール エ レトワール(ピエール・ダグノー)』 「ピエール・エ・レトワール」ピエール・ダグノーは、ラングドック地方のサンシニアン地区となる、エロー県のアシニャン村にて、2017 年からドメーヌを設立。標高は約 270 メートルと高く、粘土石灰岩の土壌となる 4 ヘクタールの畑は、2020 年よりオーガニック認定されています。5 つのエリアにまたがり 7 区画に点在する畑には、地品種となる 6 種類のブドウ品種…グルナッシュ・ノワール、 サンソー、カリニャン、シュナンソン(Grenache Noir と Jurancon Noir の交配品種)、シラー、グルナッシュ・ブランを育てており、樹齢は 25 年から 70 年です。ビオディナミ栽培しており、畑は不耕起でなるべく介入しない畑仕事をポリシーとしています。セラーではプレス機とポンプのみを使用するほかは全て手仕事で、瓶詰めも重力によって行われます。区画ごとに醸造し、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。テロワールを最大限に引き出すよう、介入を最小限に抑えることを非常に大切にしています。彼のワイン造りは限りなくシンプルで、飲みやすい、テロワールを表現するようなワイン造りを目指しています。シャンパーニュ出身のピエールが南仏・ニームに住むようになったのは 2011 年より。ワイン造りは身近であった彼は、「コンベンショナルな」ブドウ畑で働き始めました。その間に、街のワインバーで自然派ワインの虜になり、ワイン醸造とブドウ畑の 1 年間の研修とインターンシップののち、ブドウ畑とワインセラーで数年間働き、2017 年にドメーヌを設立することを決意しました。初ミレジムは 2017 年。当初の拠点であったニームで畑を探していましたが、現在のアシニャンにある美しいブドウ畑を見つけました。ワイン造りを「ワイン単体で感じられる“生きた表現”であり、ワインメーカーの仕事の誠実さ、スタイル、ユニークさをトレースしつつも、可能な限りシンプルで敬意を持った醸造方法です。それぞれのワインはテロワールやブドウそのものをスケッチするようなユニークさがあり、発見をもたらすものでなければならない」と語るピエール。100%ピュアなワイン造りを目指す彼のワインに、どうぞご注目ください! スペクトル 2022 グルナッシュ・ブラン(樹齢:25 年)エチケットはピエール自身によるもの。エチケットや醸造時のインスピレーションによりエチケット名を付けているそう。少し濁りのある淡いアプリコット色で、完熟みかんやスパイスの香り。オレンジピールのビターさやミカン、アプリコットな味わいで、フレッシュで軽やかな佇まい。複雑味もあります。柑橘を使ったサラダや、レバームースとの相性もバッチリ。安定しており、数日間お楽しみいただけます。 乾燥&暑いヴィンテージで収穫が早く、病気の心配が殆ど無かった年。美しいブドウの収穫。ブドウを手摘みで収穫し、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。
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レ ヴィーニュ ド ラトリ ラ トリビュ 2021
¥4,180
ワイン名・ラ トリビュ 2021 生産者名/ワイナリー名・レ ヴィーニュ ド ラトリ 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・赤 品種・カベルネ・フラン。 「レ ヴィーニュ ド ラトリ」 エリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネ(Aizenay)というナント市から南に約一時間下った町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリの葡萄畑4haを引き継ぎました。彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、既に2012年よりビオロジック農法で作業された畑を2018年から耕起作業は部分的にのみ行い、冬には畑に羊を放牧して動物に草刈りをさせ、同時に糞から有機物を畑に運ぶなどの工夫をしています。土壌は花崗岩やシストと少しの雲母からなる、ローム土(粘土と砂の間のシルトが多い土)と砂質土が混ざり合ったテロワールで、品種はグロロー、ガメイ、カベルネフラン&ソーヴィニョン、シャルドネ、グロローグリを栽培。春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティー又はエッセンシャルオイルなどを使い自然なバランスを生む考えのもと葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。非常に残念ながら彼女は2021年ヴィンテージを最後にワイン造りを辞めてしまい、次のステップへと進む方針ですが、最後に彼女のワインを日本で紹介できる事を嬉しく思います。 ラ トリビュ 2021 僅かに濁りのある中程度の赤色。熟した野苺やフランボワーズ、ザクロ、ドライ苺など赤い果実の香りに、野バラやドライフラワー、赤紫蘇、腐葉土や根菜、ビターカカオの香りが加わり、たおやかで落ち着いた印象が感じられます。口に含むと瑞々しく軽やかな飲み心地で、フランボワーズやザクロなど酸味のある赤い果実の果汁にドライ苺を漬け込んだような風味に、腐葉土やドライフラワーのニュアンスが重なり、しとやかで素朴な雰囲気を漂わせながら伸びやかに広がります。揮発酸がやや高めですが、ドライ苺のような甘みや風味、赤紫蘇や梅かつおなどのニュアンスと溶け込んでおり、より旨みが引き立てられるように感じます。赤い果実のピュアで愛らしい風味や充実感、旨みや複雑性に富んだミディアムスタイルです。