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グート オッガウ テオドラ 2023
¥7,040
グート オッガウ テオドラ 2023 ワイン名・テオドラ 2023 生産者名/ワイナリー名・グート オッガウ 生産国・オーストリア スタイル・白 品種・グリューナーヴェルトリナー、ヴェルシュリースリング 「グート オッガウ」 「「伝統とモダンの美しい融合. テロワールと醸造を反映したワインパーソナリティ, GUT OGGAUFAMILY」著名な料理人一族出身シュテファニー・エーゼルベックと、シュタイヤマルク州の有名なブドウ園出身のエドアルト・チェッペが、2007年にブルゲンランド州の古くから続く葡萄畑を購入して始めたワイナリーです。グート・オッガウのワイン(9銘柄)はそれぞれ独自のパーソナリティを持ち、またDNAでつながれたファミリーのように互いに共通する何かがあります。バイオダイナミック農法による栽培によって果実の力が最大限に凝縮した葡萄を使い、土地固有の個性がパーソナリティに色濃く反映されるよう極力自然に醸造されます。第3世代の若者達はフレッシュでJUICYで生き生きしており、第2世代の親達は少しシリアスでストラクチャーと気品があり、第1世代の祖父母世代は賢者でまるく落ち着いています。2021年、新しい家族「CECILIAセシリア」、2022年「EUGENIE オイゲニー」が登場しました。2024年、最近引き継いだ畑で、畑の本当の姿はまだ隠されたままのマスカレードロゼが日本で発売になりました 乾燥した暑いヴィンテージが何年も続いた後の2023年も、もはやこれが平年であるかのように暑かったが、湿度だけはずっと高く推移しました。ブドウ樹、森の樹木、カヴァークロップ、そして野生動物にとっては大いなる恵みだったと思います。春は低温傾向で非常に雨が多く、それが後に続く力強い栄養成長の土台を作りました。春の終わりは暑く乾燥し、夏も8月頭の涼しい一週間を除いて同様の気候でした。成長期に断続的に雨が降ったおかげで湿度が高く保たれたことは、植物にとっては良かったですが、それはカビにとっても好都合でしたので、開花期にべと病が発生し多少の損失が出ましたが、その後、ブドウ樹は十分な回復力を示し、より強靭になりました。 収穫は8月の最終週に始まりました。収穫期はずっと晴天で、気温は9月末までかつてないほど暖かく、完璧な環境下で、各要素のバランスを満たした完熟のブドウを収穫することができました。生育期間中、私たちはブドウ畑にビオディナミ調剤、ハーブエキス、堆肥エキス、発酵物などを充分に施し、ブドウ樹を強靭にして活力を高めました。私たちはブドウ畑でほとんどの時間を過ごし、学びと経験を求めて世界各地からやってきたインターンたちの多くの助けを借りて、それぞれの区画だけでなく文字通り個々のブドウの樹が必要とするサポートを漏れなく受けられるようにしてきました。私たちの3頭の馬もまた大いに貢献してくれました。 彼らがグートオッガウにきて4年を経て、私たちは四本足の仲間たちと信頼関係を構築し、彼らとともにブドウ畑を管理しました、と胸を張って言うことができます。最良の堆肥を作るという私たちのアプローチもまた、次の段階へと進んでいます。畑に少量だけ施す堆肥は、主に土壌に微生物を取り込んで腐植を作ることを目的としていて、必ずしも肥料としてブドウ樹に吸収してもらうためではありません。 私たちが畑を耕す際の一つ一つの行為は、体力的に厳しく、コストがかかり、思慮深さが要求されますが、それらは畑の活力を高め、回復力を獲得し、そこから生み出される作物の品質を最高の状態に維持するためだけでなく、さらに向上させるためには欠かせません。 同時に、私たちは他の農家が同じ方向に進むための気づきとなり、ロールモデルになりたいと考えています。私たちは変化を起こし、それを推進したいとおもっています。 飲むときは、個人的には、彼らが手掛けた時間と同じくらい、時間をかけてあげて飲みたいワインです。23は特に雨がちでしたので、余裕があれば少し寝かせてみてください。14ヴィンテージのような感動の景色が待っているかもしれません。 テオドラ 2023 平均樹齢40年。テオドラ2023(白)を手にしてとても幸せ!彼女は私たちの生活に喜びを取り戻してくれる。造りが良くて、小生意気。活発で元気があるが、どこか頑固なところも。でも、これが正に私たちの求めているところ。これこそが人生というものだ。本当の自分であること、信念を貫くこと。順応することへのプレッシャーに対して、自分を決して撤回したり、停滞させることはない。妥協だらけのこの世の中では、信念を貫くために引っ張っていってくれる彼女のような存在が必要なのだ。テオドラを飲めば、あなたの中に眠る反逆の魂にも火が灯るかもしれない。
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ジェローム ソリニー レクレア 2020
¥11,000
ジェローム ソリニー レクレア 2020 ワイン名・レクレア 2020 生産者名/ワイナリー名・ジェローム ソリニー 生産国・フランス 生産地域・ロワール スタイル・赤 品種・グロロー (樹齢60年)、カベルネ フラン(樹齢35年)、カベルネ ソーヴィニヨン、ガメイ。 「ジェローム ソリニー」 2005年にアンジュ地区を中心に12haの畑を取得しワイン生産者となりました。その後、目の行き届いた丁寧な栽培にこだわるため、最もポテンシャルの高い区画6.5haを残して残りは売却。除草剤や化学肥料を用いない自然な栽培、自然酵母による発酵や熟成・瓶詰め時の酸化防止剤の不使用など自然な醸造に徹底的にこだわり、親交の深い元グリオットのパトリック デプラやセバスチャン デルヴュー、ジャン クリストフ ガルニエなどとともにブドウそのもののポテンシャルだけで素晴らしいワインを生み出そうと日夜努力を重ねています。 この数年天候不順が続き、雹や病害などの影響で多くの造り手が収穫量を失いました。ジェローム ソリニーも例外でなく、収穫量を壊滅的なまでに失いました。壊滅的だった年に比べれば、比較的安定していた2020年ですが、例年と同じく2キュヴェのみのリリースとなります。会心の出来だという新キュヴェを2つのうち1キュヴェのみですがご紹介をさせて頂きます。 レクレア 2020 収穫後、全房でファイバータンクに入れ、その上から別にダイレクトプレスしたジュースを流し込み3週間のマセラシオン。グラスファイバータンクで7ヶ月間、澱と共に熟成。平均収量13HL。キュヴェ名はEclair(稲妻、閃き)+ R(Rougeの頭文字)=Reclair。澄んだラズベリーレッドの外観。抜栓直後は少々還元していますが、スワリングですぐ飛ぶ程度。ブルーベリーやスグリ、ラズベリーソースのような酸を感じる凝縮した果実の香り。口に含んだ瞬間、一瞬だけ甘味を感じる凝縮した果実感が素晴らしい。タンニンは非常に細かく、殆ど感じないようなスムースな飲み心地。エキス感の強い大人のザクロジュースの様な味わいで、ゆっくりと飲み進める事で、様々な印象を見せてくれる素晴らしいワインです。
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クローチ カンペデッロ 2022
¥3,520
クローチ カンペデッロ 2022 ワイン名・カンペデッロ 2022 生産者名/ワイナリー名・クローチ 生産国・イタリア 生産地域・エミリアロマーニャ スタイル・薄オレンジ白微発泡 品種・マルヴァージア ディ カンディア60%、トレビアーノ20%、オルトルーゴ15%、ソーヴィニヨン3%、マルサンヌ2% 「クローチ」 暑く乾燥した2022年。エミリア・ロマーニャでも例外ではなく、暑すぎるゆえに厳しい年となりました。しかしクローチ家では長年の誠実な栽培の成果か、例年並みの品質の果実が収穫できました。今回9月下旬に入荷した2回目のロットになりますが、2ヶ月休ませたので状態は割と落ち着いています。すぐにご販売頂けると思います。 クローチは1935年、もともとこの地で農業を営んでいたジョゼッペ・クローチ氏が、この土地を購入した 事から歴史が始まる。当初は酪農等、兼業農家として生計を立てていたが。80年代よりワイナリーとしての活動を本格化。少量ずつ自社でのボトル詰め、販売を開始した。畑は10ha。北向きのなだらかな 斜面でアペニン山脈からの涼しい風が常に吹き降ろしてくる。当初より有機農法での栽培を行い、地元密着でワイン販売していく。畑の標高は260m。現在は孫にあたるマッシミリアーノ氏と弟のジョゼッペ氏 が志を引き継ぎ、祖父から伝わる家族の味を守り続けている。醸造はセメントタンクにて白も赤も皮ごと自然酵母のみで醗酵。冬の間セメントタンクで過ごしたあと、それぞれの熟成期間の後瓶詰め。クローチのメインとなるワインはフリッツァンテ。彼らの土地は大きく山の上側と下側に分かれ、上側は鉄分を含んだリッチな土壌、下側はエミリエでも珍しい海由来の窒素分の少ない砂質土壌となっており、この下側の部分では窒素不足の為、酵母の発酵が緩やかになる。冬にカンティーナの温度が下がると共に、発酵は一時停止する。春になり、残糖を残したままボトル詰めを行う。次第に暖かくなり、ワインの温度も上昇すると停止していた酵母が再び動き出し、瓶の中で再発酵が始まり、フリッツァンテとなるのだ。このフリッツァンテはこの土地ならではの味なのである。山の上側の畑からはそのリッチなミネラル分からスティルワインが造られる。総敷地は18haあるが、森や木々に囲まれている。また、彼らは代々そうしてきたように小麦を造っている。単一品種ではなく、複数の品種を栽培している。それは農業として売るためというよりは、まず自分たちの食糧であり、余ったものを外へ売るのが昔からの農家の基本だからである。自給自足が基本であり、ビオディベルシタ(生物多様性)が大切であり、ワインが売れるからと言って小麦畑をつぶして葡萄畑にしようとは決して思わないという。 そこには代々この土地で他の者に左右されない確固たる農民としての信念と、人類が安易に歩んできてしまった道への警鐘も含まれている。 カンペデッロ 2022 マセレーション11~15日、セメント槽発酵 残糖を残したまま瓶詰のメトードアンセストラーレ SO2極少量添加、ノンフィルター。マルヴァージア ディ カンディアらしい柑橘系のアロマティックな香り、酵母由来のほのかな苦み、アフターに残る心地よい甘み。今年は開けたての果実感が穏やかなで、2日目、3日目と開いてきます。
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クローチ ルビーゴ 2022
¥3,520
クローチ ルビーゴ 2022 ワイン名・ルビーゴ 2022 生産者名/ワイナリー名・クローチ 生産国・イタリア 生産地域・エミリアロマーニャ スタイル・薄オレンジ白微発泡 品種・オルトルーゴ100% 「クローチ」 暑く乾燥した2022年。エミリア・ロマーニャでも例外ではなく、暑すぎるゆえに厳しい年となりました。しかしクローチ家では長年の誠実な栽培の成果か、例年並みの品質の果実が収穫できました。今回9月下旬に入荷した2回目のロットになりますが、2ヶ月休ませたので状態は割と落ち着いています。すぐにご販売頂けると思います。 クローチは1935年、もともとこの地で農業を営んでいたジョゼッペ・クローチ氏が、この土地を購入した 事から歴史が始まる。当初は酪農等、兼業農家として生計を立てていたが。80年代よりワイナリーとしての活動を本格化。少量ずつ自社でのボトル詰め、販売を開始した。畑は10ha。北向きのなだらかな 斜面でアペニン山脈からの涼しい風が常に吹き降ろしてくる。当初より有機農法での栽培を行い、地元密着でワイン販売していく。畑の標高は260m。現在は孫にあたるマッシミリアーノ氏と弟のジョゼッペ氏 が志を引き継ぎ、祖父から伝わる家族の味を守り続けている。醸造はセメントタンクにて白も赤も皮ごと自然酵母のみで醗酵。冬の間セメントタンクで過ごしたあと、それぞれの熟成期間の後瓶詰め。クローチのメインとなるワインはフリッツァンテ。彼らの土地は大きく山の上側と下側に分かれ、上側は鉄分を含んだリッチな土壌、下側はエミリエでも珍しい海由来の窒素分の少ない砂質土壌となっており、この下側の部分では窒素不足の為、酵母の発酵が緩やかになる。冬にカンティーナの温度が下がると共に、発酵は一時停止する。春になり、残糖を残したままボトル詰めを行う。次第に暖かくなり、ワインの温度も上昇すると停止していた酵母が再び動き出し、瓶の中で再発酵が始まり、フリッツァンテとなるのだ。このフリッツァンテはこの土地ならではの味なのである。山の上側の畑からはそのリッチなミネラル分からスティルワインが造られる。総敷地は18haあるが、森や木々に囲まれている。また、彼らは代々そうしてきたように小麦を造っている。単一品種ではなく、複数の品種を栽培している。それは農業として売るためというよりは、まず自分たちの食糧であり、余ったものを外へ売るのが昔からの農家の基本だからである。自給自足が基本であり、ビオディベルシタ(生物多様性)が大切であり、ワインが売れるからと言って小麦畑をつぶして葡萄畑にしようとは決して思わないという。 そこには代々この土地で他の者に左右されない確固たる農民としての信念と、人類が安易に歩んできてしまった道への警鐘も含まれている。 ルビーゴ 2022 マセレーション7~12日、セメント槽発酵 残糖を残したまま瓶詰のメトードアンセストラーレ SO2極少量添加、ノンフィルター。今年のルビーゴは果実味が穏やか、シダー(杉)のニュアンス、ドライでスマートな印象。2021年同様、梗の様なニュアンスがあり、タンニンも感じます。少し寝かせたいヴィンテージです。
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クローチ ヴァルトッラ 2022
¥4,180
クローチ ヴァルトッラ 2022 ワイン名・ヴァルトッラ 2022 生産者名/ワイナリー名・クローチ 生産国・イタリア 生産地域・エミリアロマーニャ スタイル・薄オレンジ 品種・マルヴァージア ディ カンディア100% 「クローチ」 暑く乾燥した2022年。エミリア・ロマーニャでも例外ではなく、暑すぎるゆえに厳しい年となりました。しかしクローチ家では長年の誠実な栽培の成果か、例年並みの品質の果実が収穫できました。今回9月下旬に入荷した2回目のロットになりますが、2ヶ月休ませたので状態は割と落ち着いています。すぐにご販売頂けると思います。 クローチは1935年、もともとこの地で農業を営んでいたジョゼッペ・クローチ氏が、この土地を購入した 事から歴史が始まる。当初は酪農等、兼業農家として生計を立てていたが。80年代よりワイナリーとしての活動を本格化。少量ずつ自社でのボトル詰め、販売を開始した。畑は10ha。北向きのなだらかな 斜面でアペニン山脈からの涼しい風が常に吹き降ろしてくる。当初より有機農法での栽培を行い、地元密着でワイン販売していく。畑の標高は260m。現在は孫にあたるマッシミリアーノ氏と弟のジョゼッペ氏 が志を引き継ぎ、祖父から伝わる家族の味を守り続けている。醸造はセメントタンクにて白も赤も皮ごと自然酵母のみで醗酵。冬の間セメントタンクで過ごしたあと、それぞれの熟成期間の後瓶詰め。クローチのメインとなるワインはフリッツァンテ。彼らの土地は大きく山の上側と下側に分かれ、上側は鉄分を含んだリッチな土壌、下側はエミリエでも珍しい海由来の窒素分の少ない砂質土壌となっており、この下側の部分では窒素不足の為、酵母の発酵が緩やかになる。冬にカンティーナの温度が下がると共に、発酵は一時停止する。春になり、残糖を残したままボトル詰めを行う。次第に暖かくなり、ワインの温度も上昇すると停止していた酵母が再び動き出し、瓶の中で再発酵が始まり、フリッツァンテとなるのだ。このフリッツァンテはこの土地ならではの味なのである。山の上側の畑からはそのリッチなミネラル分からスティルワインが造られる。総敷地は18haあるが、森や木々に囲まれている。また、彼らは代々そうしてきたように小麦を造っている。単一品種ではなく、複数の品種を栽培している。それは農業として売るためというよりは、まず自分たちの食糧であり、余ったものを外へ売るのが昔からの農家の基本だからである。自給自足が基本であり、ビオディベルシタ(生物多様性)が大切であり、ワインが売れるからと言って小麦畑をつぶして葡萄畑にしようとは決して思わないという。 そこには代々この土地で他の者に左右されない確固たる農民としての信念と、人類が安易に歩んできてしまった道への警鐘も含まれている。 ヴァルトッラ 2022 マセレーション7~12日、セラシオン30日、セメント槽発酵。SO2極少量添加、ノンフィルター。台湾発酵茶、干しアンズ、2021年よりストレートな柑橘系果実味でわかりやすい美味しさです。カンペデッロとの違いは土壌、山側の畑で、ミネラル分が多く、窒素分もよりあり、発酵はスムーズで果実味が豊かです。
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ツヴァイ ナトゥーキンダー ヴィルトモイト 2022
¥5,610
ツヴァイ ナトゥーキンダー ヴィルトモイト 2022 ワイン名・ヴィルトモイト 2022 生産者名/ワイナリー名・ツヴァイ ナトゥーキンダー 生産国・ドイツ スタイル・オレンジ 品種・Silvaner (62%),Bacchus (35%),Müller-Thurgau (3%) 「ツヴァイ ナトゥーキンダー」 「ピュアでジューシー、かつクリーンでエレガント、生命とエナジーが詰まった本物ナチュラルワイン」2naturekinder (ツヴァイ・ナトゥーキンダー )䛿、Micheal Voelker(ミヒャエル・フォルカー ) とMelanie Drese(メラニー・ドレセ )䛾プロジェクトです。二人䛿、以前、世界中を旅し、ロンドン、ニューヨークに住み、出版分野で働いていましたが、ナチュラルワインに魅了され、2013年、ドイツ䛾フランケン地方䛾マイン川近くで 1843年から続くミカエル䛾家族䛾畑を引き継ぎ、自然でピュアなワイン造りを始めました。「何も追加せず、何も取り去らず」を哲学に、貝殻石灰岩土壌とコイパーと呼䜀れる泥灰土(マルヌ)土壌で、フランケン地方䛾ぶどうを育て、よいバランス䛾中にもエッジがある美しいワインを造っています。ミヒャエル䛿ブドウ園䛾コウモリに特に関心があり、コウモリ䛾ラベル䛿そ䛾影響を受けており、ブドウ園におけるコウモリ䛾役割について䛾研究プロジェクトを後援しています。 2018年に䛿、そ䛾活動およびコウモリワインとして知られるフレーダーマウスワインが 国連䛾「生物多様性䛾 10年 - 2011-2020 UNITED NATIONSDECADE ON BIODIVERSITY 」䛾プロジェクトとして表彰されました。ドイツ䛾ナチュラルワイン黎明期から、優しさと情熱とともに、真摯に土壌づくりから始め、同時にコウモリを中心とした地域䛾環境保全にも力を入れ、亜硫酸も入れない本物䛾ナチュラルワインを造る彼ら䛿、ブランドブロスなど、そ䛾後に出現した本物ナチュラルワインメーカー達に多く䛾インスピレーションを与えています。 参考資料 : 中濱潤子著「ナチュラルワイン」 ヴィルトモイト 2022 WILDE MEUTE (元ドライフロインド)は野性の群れという意味のスキンコンタクトブレンドです。主な品種はバッカスとシルヴァーナーで、仕上げにミュラー トゥルガウを少し加えています。シルヴァーナーとリースリングの交配種であるバッカスは、除梗して約 1 週間スキンコンタクトしたあと、ステンレスタンクで発酵を終え、その後 10 か月間澱とともに熟成させます。シルヴァーナーとミュラー トゥルガウは、同じ方法で醸造されますが、発酵後はフランケン産のオーク樽で熟成を続けます。バッカスが柑橘系の酸味を与え、シルヴァーナーがハーブのニュアンスとミネラルのストラクチャーをもたらします。少量のミュラー・トゥルガウの凝縮感で最終的にブレンドが完璧なものとなります。
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ドメーヌ フィッシュバック スフィックブラン 2022
¥3,850
ドメーヌ フィッシュバック スフィックブラン 2022 ワイン名・スフィックブラン 2022 生産者名/ワイナリー名・ドメーヌ フィッシュバック 生産国・フランス 生産地域・アルザス スタイル・白 品種・オーセロワ 40%、シルヴァネール 40%、シャスラ 20%。 「ドメーヌ フィッシュバック」 現当主はジャン・ドレフュス。実直かつ真摯な人柄と、家族が大切に守り続けてきた高いポテンシャルの畑、そして何より未来に無限の可能性を秘めた若さを備えた造り手です。1584年からヴィニュロン(ブドウ栽培者・ワイン生産者)としての歴史を持つ家に生まれ、それでも一時は継承が難しいとされた家業を自らの代で再興させ、永きに渡って続けることのできるワイン造りをと自然派ワインの道を歩みだした実直かつ真摯な人物です。どのキュヴェも真っ直ぐな味わいと芯の強さと透明感を兼ね備えたオーセンティックなスタイルで、鮮やかな表現力を有するワインをジャズやロックのイメージと重ねるとすると、ドメーヌ・フィッシュバックのワインは、クラシック音楽と重なります。バッハのような精微なイメージとモーツアルトのような遊び心が加わるような、そんなイメージ。これからの成長にも注目! 「家族の歴史が刻まれ、祖父母が第二次世界大戦の直ぐ後に植えたブドウたちが息づく畑を守っていきたいと思ったんだ。永く持続可能であるために、ちゃんと自然に寄り添った向き合い方で。」 スフィックブラン 2022 ドメーヌ フィッシュバックのスタンダードレンジのキュヴェとして位置づけられた「スフィック」の白ワインバージョン。「スフィック」は「グビグビ飲めちゃう」のようなニュアンスの地元の言葉とかけて名付けられていると言います。アルザス地方では、特に単一のブドウ品種ごとにワインが作られることが多く、ドイツのワイン造りにも通じる、品種や区画の個性を大切にする価値観が強く感じられます。一方で、カジュアルなキュヴェとして知られる「エデルツヴィッカー」などは、複数のブドウ品種をブレンドして造られます。このスフィック ブランもエデルツヴィッカー的な様々な品種の個性で補い合うことでよい味わいのバランスに仕上げたキュヴェです。2022年の味わいですが、緑豊かな草原を思わせる爽やかなハーブの香りがまず感じられ、口に含むと果実味が鮮やかに広がり、高いトーンとしっかりとしたハイライトを感じさせます。美しい酸味が全体のバランスを引き立て、余韻に僅かに感じるヨーグルトの風海が魅惑的な一杯です。このワインは、ビオロジックで栽培されたブドウを用い、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。他の多くのドメーヌ フィッシュバックのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
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ドメーヌ フィッシュバック エトニック 2020
¥4,290
ドメーヌ フィッシュバック エトニック 2020 ワイン名・エトニック 2020 生産者名/ワイナリー名・ドメーヌ フィッシュバック 生産国・フランス 生産地域・アルザス スタイル・白 品種・オーセロワ 100%。 「ドメーヌ フィッシュバック」 現当主はジャン・ドレフュス。実直かつ真摯な人柄と、家族が大切に守り続けてきた高いポテンシャルの畑、そして何より未来に無限の可能性を秘めた若さを備えた造り手です。1584年からヴィニュロン(ブドウ栽培者・ワイン生産者)としての歴史を持つ家に生まれ、それでも一時は継承が難しいとされた家業を自らの代で再興させ、永きに渡って続けることのできるワイン造りをと自然派ワインの道を歩みだした実直かつ真摯な人物です。どのキュヴェも真っ直ぐな味わいと芯の強さと透明感を兼ね備えたオーセンティックなスタイルで、鮮やかな表現力を有するワインをジャズやロックのイメージと重ねるとすると、ドメーヌ・フィッシュバックのワインは、クラシック音楽と重なります。バッハのような精微なイメージとモーツアルトのような遊び心が加わるような、そんなイメージ。これからの成長にも注目! 「家族の歴史が刻まれ、祖父母が第二次世界大戦の直ぐ後に植えたブドウたちが息づく畑を守っていきたいと思ったんだ。永く持続可能であるために、ちゃんと自然に寄り添った向き合い方で。」 エトニック 2020 キュヴェ名の意味としては、エスニック(民族的・異国風)にを重ねて名付けられていて、白い花やヨーグルトのような華やかな香りと香ばしさがあるエキゾチックな風味が特徴のワインとなっています。抜栓直後はわずかにガス感がありますが、ワインはみずみずしくクリーンな印象で、ヨーグルトのようなまろやかさを感じさせます。同時に、2020年は暑かった年で、リッチな果実味が全体を引き立てつつ、余韻にハーブのニュアンスが漂い、ほろ苦さが少々加わっています。可愛らしい果実味も含みながら、全体的には自立した女性の凛としたイメージが表現されています。抜栓翌日になると、ぐっと大人っぽさが増し、ブルゴーニュのムルソーなどのシャルドネの銘醸地のワインを想起させるような奥行きのある味わいになります。このワインは、ビオロジックで栽培されたブドウを用い、自然酵母のみで発酵。厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰め時に至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)も無添加で造られます。他の多くのドメーヌ フィッシュバックのワインと同じく、抜栓後数日たってもバランスを崩すことなく、長く安定した味わいを楽しませてくれます。
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ヤニック メケール ビゼ ルトルヴェ 2023
¥6,600
ヤニック メケール ビゼ ルトルヴェ 2023 ワイン名・ビゼ ルトルヴェ 2023 生産者名/ワイナリー名・ヤニック メケール 生産国・フランス 生産地域・アルザス スタイル・赤 品種・ピノノワール。 「ヤニック メケール」 ヤニック・メケールは15年の修行を経て2020年に独立しましたが、これまで「どのようなワインを造りたいのか」「生産者としてどうありたいのか」と、自分に問いかけながら生きてきました。そして4ヴィンテージを経た2024年にようやくワイン生産者として進むべき道が定まり、将来に対して確信が持てたと話します。 2020年から2023年に作られたワイン(弊社の初リリースは2023V)を飲むと、ヴィンテージによる彼の心理状態がおぼろげながら浮かび上がり、やりたかったことは理解できるけれど一貫性のない様子が窺い知れます。その多くに実験的な要素や遊び心が感じられますが、テロワールや品種の特徴が前面的に表現された、シンプルでピュアなワインも少しだけあったりもします。生産者が一般的に嫌う揮発酸や酢酸エチルに対しては比較的に寛容で、必要に応じてそれらを意図的に発生させ個性豊かなバランスを生み出すなど、ヤニックは様々な醸造方法に挑戦してきたことが伝わってきます。彼のワインには生産者としての若さやセンス、そして豊富な知識と経験に裏打ちされた技術が現れており、総じて人間味を感じさせるところに、我々は大きな魅力を感じています。こうした数多くの試行錯誤を繰り返して、今後は醸造に自分のエゴを持ち込むことなく、「Back to basics」(原点に戻る)をテーマに昔ながらのシンプルな手法に集中していく結論へ至ったと話します。アルザスワインには適さないと感じるジャーは使わず、アルザスフードル(100年以上のものもある)を主体に発酵と熟成を行い、白ぶどうはダイレクトプレスして、できるだけ伝統的な醸造に立ち返ると決めました。この考えに付随して、これまで所有していた3haの畑全てを2024年の収穫を終えた後に他者へ譲り、もっと魅力的な土壌を持つ2haの新しい畑で2025Vから再出発します。年間生産量はこれまでの2万本から8千本まで減らし、同じく熟成期間をこれまでの8〜12ヶ月から18ヶ月へ、さらにはもっと長くすることで理想に近いワイン造りを目指します。5年にわたり丹念に育ててきた畑を全て手放し、新たなスタートを切ることはとても難しい決断だったと思われますが、この大転換について語っていた彼の表情には一点の曇りもなく、揺るぎない自信に満ち溢れていました。私たちはこの新たな方向性に深く共感しており、ピュアなスタイルの中に個性が際立つワインが生まれることを期待しています。ヤニックのワイン造りの旅は、第二章が始まったばかりです。今後どのように進化するのか分かりませんが、きっとアルザスを代表する素晴らしい生産者へ成長すると信じています。 アルザスで代々続くクラシカルワイナリーに生まれ、2000年代半ばに短期間だけ家業を手伝っていたが、農薬などの大量散布や醸造時の添加物の使用に対して強い違和感を覚え、自然派ワインの世界へ飛び込む。その後約15年間かけて修行を重ね2020年に独立。修行先はフィリップ・パカレ、パトリック・メイヤー、クリスチャン・ビネール、その他ヨーロッパのクラウス・プライジンガーやレコステ、アメリカのパックス・マーレ、オーストラリアのヤウマ、千葉の寺田本家など多岐にわたる。 ビゼ ルトルヴェ 2023 ラ・フェルム・デ・ヌッフ・シュマンから購入した葡萄と自社葡萄を半々の割合で使用。全房で13日間のマセラシオン。醸造は3つの容器を使用して、それぞれ9ヶ月間の発酵と熟成。(228Lの樽50%、トロンコニック25%、ジャー25%)瓶詰め前にブレンド。やや紫がかった中程度の赤色。熟したソルダムや小梅、ブルーベリー、ブラックベリーなどの果実香に、カルダモンやコリアンダーの爽やかなスパイス、赤紫蘇のニュアンスが加わります。冷涼感のある柔らかいミディアムタッチで、引き締まったメリハリのある酸が先へと導くように口中へと誘います。酸は凛としながらも角が取れて円みがあり、研ぎ澄まされた雑味のない透明感を伺わせる若々しい果実の風味には、エキスの詰まった緻密な葡萄の様子や上品な佇まいが感じられます。アフターにかけて赤紫蘇や僅かなビターカカオなどの風味が溶け込み、旨味や深み、落ち着いた雰囲気が感じられます。今後の熟成の過程で、赤い果実の風味や繊細さ、梅かつおのようなだしの旨味などが引き出され、複雑で妖艶な味わいへと変化していくことでしょう。
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ヤニック メケール クリ エ シュショトゥモン 2023
¥8,250
ヤニック メケール クリ エ シュショトゥモン 2023 ワイン名・クリ エ シュショトゥモン 2023 生産者名/ワイナリー名・ヤニック メケール 生産国・フランス 生産地域・アルザス スタイル・オレンジ(ロゼ) 品種・ピノグリ。 「ヤニック メケール」 ヤニック・メケールは15年の修行を経て2020年に独立しましたが、これまで「どのようなワインを造りたいのか」「生産者としてどうありたいのか」と、自分に問いかけながら生きてきました。そして4ヴィンテージを経た2024年にようやくワイン生産者として進むべき道が定まり、将来に対して確信が持てたと話します。 2020年から2023年に作られたワイン(弊社の初リリースは2023V)を飲むと、ヴィンテージによる彼の心理状態がおぼろげながら浮かび上がり、やりたかったことは理解できるけれど一貫性のない様子が窺い知れます。その多くに実験的な要素や遊び心が感じられますが、テロワールや品種の特徴が前面的に表現された、シンプルでピュアなワインも少しだけあったりもします。生産者が一般的に嫌う揮発酸や酢酸エチルに対しては比較的に寛容で、必要に応じてそれらを意図的に発生させ個性豊かなバランスを生み出すなど、ヤニックは様々な醸造方法に挑戦してきたことが伝わってきます。彼のワインには生産者としての若さやセンス、そして豊富な知識と経験に裏打ちされた技術が現れており、総じて人間味を感じさせるところに、我々は大きな魅力を感じています。こうした数多くの試行錯誤を繰り返して、今後は醸造に自分のエゴを持ち込むことなく、「Back to basics」(原点に戻る)をテーマに昔ながらのシンプルな手法に集中していく結論へ至ったと話します。アルザスワインには適さないと感じるジャーは使わず、アルザスフードル(100年以上のものもある)を主体に発酵と熟成を行い、白ぶどうはダイレクトプレスして、できるだけ伝統的な醸造に立ち返ると決めました。この考えに付随して、これまで所有していた3haの畑全てを2024年の収穫を終えた後に他者へ譲り、もっと魅力的な土壌を持つ2haの新しい畑で2025Vから再出発します。年間生産量はこれまでの2万本から8千本まで減らし、同じく熟成期間をこれまでの8〜12ヶ月から18ヶ月へ、さらにはもっと長くすることで理想に近いワイン造りを目指します。5年にわたり丹念に育ててきた畑を全て手放し、新たなスタートを切ることはとても難しい決断だったと思われますが、この大転換について語っていた彼の表情には一点の曇りもなく、揺るぎない自信に満ち溢れていました。私たちはこの新たな方向性に深く共感しており、ピュアなスタイルの中に個性が際立つワインが生まれることを期待しています。ヤニックのワイン造りの旅は、第二章が始まったばかりです。今後どのように進化するのか分かりませんが、きっとアルザスを代表する素晴らしい生産者へ成長すると信じています。 アルザスで代々続くクラシカルワイナリーに生まれ、2000年代半ばに短期間だけ家業を手伝っていたが、農薬などの大量散布や醸造時の添加物の使用に対して強い違和感を覚え、自然派ワインの世界へ飛び込む。その後約15年間かけて修行を重ね2020年に独立。修行先はフィリップ・パカレ、パトリック・メイヤー、クリスチャン・ビネール、その他ヨーロッパのクラウス・プライジンガーやレコステ、アメリカのパックス・マーレ、オーストラリアのヤウマ、千葉の寺田本家など多岐にわたる。 クリ エ シュショトゥモン 2023 全房で13日間のマセラシオン。醸造は4つの容器を使用して、それぞれ9ヶ月間の発酵と熟成。(228Lの樽47%、トロンコニック24%、ジャー24%、ステンレスタンク5%)瓶詰め前にブレンド。薄濁りのオレンジがかった淡い赤色。熟したプラムや野苺、ザクロ、クランベリー、グアバなどが混ざり合う果実の香りに、軽いフュメ香が感じられます。口に含むと瑞々しいライトタッチで、キレのある小気味良い酸が全体を引き締めながら、熟した果実から果汁が滴り落ちるようなジューシーな印象で、甘酸っぱく可愛らしい果実味が広がります。仄かな塩味や赤いプラムの果皮を想わせるタンニンが、フルーティーな果実の風味を引き立てながら抑揚をつけ、アフターにかけて軽い燻香が重なり、深みや奥行きを与えています。
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ルーシーマルゴー ワイルドマンブラン 2023
¥6,380
ルーシーマルゴー ワイルドマンブラン 2023 ワイン名・ワイルドマンブラン 2023 生産者名/ワイナリー名・ルーシーマルゴー 生産国・オーストラリア スタイル・白 品種・ソーヴィニヨンブラン 「ルーシーマルゴー」 アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。 ワイルドマンブラン 2023 Sauvignon Blanc100%。Adelaide Hills【アデレード ヒルズ】の家族経営畑/ワイナリーであるJupiter Creek【ジュピター クリーク】の有機畑から。ロットは2つに分け、半分を2400ℓの大樽へ全房と投入。残りは全房ストレート プレスして、同じ大樽へ投入。そのまま放置し、発酵と熟成を重ねます。9カ月後にプレスして、再び同じ大樽で熟成。Anton Klopper【アントン クロッパー】曰く、「彼女はワインに求める全てを兼ね備えていて、命の輝きに満ち、素晴らしくも洗練されて、グラマラスでジューシーな上にエキゾチックなんだ」「まるで白銀に輝く満月の夜に、夏の暑さを払う涼やかな一陣の風でもあり、艶々に輝いた蝉の優しい鳴き声が心の中に潜む情熱と調和するかの様でもあるのさ」。まるでマンダリンオレンジとミント、パッションフルーツとネクタリンのスムージー。弾ける果実味とハーモニーを奏でる様なフェノールの食感が素晴らしいです。
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ルーシーマルゴー ピカデリー シャルドネ 2023
¥7,150
ルーシーマルゴー ピカデリー シャルドネ 2023 ワイン名・ピカデリー シャルドネ 2023 生産者名/ワイナリー名・ルーシーマルゴー 生産国・オーストラリア スタイル・白 品種・シャルドネ 「ルーシーマルゴー」 アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。 ピカデリー シャルドネ 2023 Chardonnay100%。Piccadilly Valley【ピカデリー ヴァレー】の麓、6世代に渡ってオーガニックを貫いて来たCemetery Block【セメタリー ブロック】からハンドピックされています。全房プレスしたモストを680ℓのエッグタンクで発酵(この発酵用エッグタンクは釉薬を掛けて焼き上げています)。発酵後も同一タンクで放置、シュール リをしながら熟成。プレスはせずにフリーランジュースのみを再び同じエッグタンクに戻し更なる熟成を重ねています。Anton Klopper【アントン クロッパー】曰く、「眩しい位に純粋で輝きに満ちていて、舌の上で舞踏会を始める」「それはまるで不可視な美しい空を舞う幽玄の燕がロマンティック過ぎる詩をさえずるかの様なんだ」と。クォーツが朝日を浴びてキラキラと輝きを放つかの様な、ミネラル感をたっぷり楽しませてくれるタイトな仕上がり。酸が美しく、柚子やメイヤーレモン、グラニースミスの果実感。純粋。
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ルーシーマルゴー ピカデリー ピノノワール 2023
¥7,700
ルーシーマルゴー ピカデリー ピノノワール 2023 ワイン名・ピカデリー ピノノワール 2023 生産者名/ワイナリー名・ルーシーマルゴー 生産国・オーストラリア スタイル・赤 品種・ピノノワール 「ルーシーマルゴー」 アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。 ピカデリー ピノノワール 2023 Pinot Noir100%。Piccadilly Valley【ピカデリー ヴァレー】の麓、6世代に渡ってオーガニックを貫いて来たCemetery Block【セメタリー ブロック】からハンドピックされています。手除梗した後にセラミックの発酵槽で14日の発酵。バスケットプレス後にエッグタンクへと移して1年の熟成。Anton曰く「このPinot Noirは日常の束縛から自分を解放し、夢と現実が薄いヴェールに覆われ、サイケデリックに彩られたマッシュルームが生えた空想の世界に誘ってくれる」「ワインが無くなってしまえば現実に引き戻されてしまい艶のある宝石に囲まれ、ハデスがペルセポネを口説き落とした世界の静寂の中で身を横たえる事になるんだ」....と。愛する人が去ったメランコリズムは未だ消えない様ですが、彼にとって現実逃避の為に一役買っているワインとなっている模様。ラズベリーと森の下生え、ダークマッシュルームの香り。優しく染み入る様なタンニンが堪りません。
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ロー キ ドール トゥール ド シャッフ 2023
¥5,830
ロー キ ドール トゥール ド シャッフ 2023 ワイン名・トゥール ド シャッフ 2023 生産者名/ワイナリー名・ロー キ ドール 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・薄いオレンジ 品種・マカブー50%、グルナッシュ・ブラン50%。カタルーニャ(マカブー)、ラングドック(グルナッシュ・ブラン)の買い葡萄。 「ロー キ ドール」 ロー・キ・ドールはオーヴェルニュ地方でワイン造りをするカップルのポール・オーブレ・キュヴリエー(Paul Aublet-Cuvelier)とリサ・ル・ポステック(Lisa Le Postec)が手がけるネゴスの共同プロジェクトです。L’Eau Qui Dortの由来は「il faut se méfier de l’eau qui dort = 眠っている水には注意するべし」ということわざで、例えば何の変哲もない浅瀬でも底の形状や潮の流れ次第で人は簡単に溺れてしまうわけで、生産者としてワイン造りに関する全ての要素に対し常に謙虚に向き合い注意深く観察する、強い意志がこの名前に込められています。ポール&リサはオーヴェルニュ地方に自身のドメーヌをそれぞれ所有し、ワインは異なるエリアで造っていますが、このプロジェクトでは「二人の自由な発想」を軸に複数地域の葡萄を醸造しワインを造ります。「他の生産者から買う葡萄は、実際に自分たちの手で育てた葡萄に比べると、年間を通してどの様な天候や栽培方法の元で育ったかについて詳しく知ることはできない。そのため理屈に基づいた手法で、そのポテンシャルを最大に生かすことは難しい。しかし詳細を知らないため、固定観念にとらわれることもない。感性を駆使してワインを造れるのは、それはそれで素晴らしいことだと思う。自由な発想をワイン造りへ反映させる経験を積み上げることこそが、このプロジェクトの価値です。」と彼らは話します。葡萄はオーヴェルニュを始めスペイン国境沿いのカタルーニャやペルピニャン、イタリアのアスティなど、いずれも暑い気候の地域のものですが、その中でも標高が高くワインに冷涼感が強く出やすいものを多く使用します。彼らのワインは全体を通してとてもフレッシュで果実味が充実していますが、最大の魅力はマセラシオンの工程でタンニンが十分に抽出されているにも関わらず、舌触りはとても滑らかで張りも強い。葡萄は十分に熟したものだけを使用するため、果物や土壌由来のエキスが豊富に含まれた味わいに仕上がります。彼らは気さくで明るく、我々の訪問を毎回とても温かく迎え入れてくれます。仕事面ではワインの品質に対する追求心がとても強く感じられ、私たちは彼らと会うたびに刺激をもらっています。ロー・キ・ドールは、二人がそれぞれのドメーヌで多くの困難と対峙しながらも、お互いを支え合い、更なる経験を求めた向上心が生んだプロジェクトなのです。 トゥール ド シャッフ 2023 マカブーの30%をダイレクトプレスしたジュースに、残り70%を全房で7日間マセラシオン。樽で6ヶ月間の発酵と熟成。グルナッシュ・ブランは全房で5日間マセラシオン。卵型のプラスチックタンクで6ヶ月間の発酵と熟成。瓶詰め1ヶ月前にブレンド。オレンジがかった黄金色。熟した黄桃やミラベル、アプリコットなどに、金木犀やミモザを想わせる香り高い黄色の花々、みかんやオレンジピールのほろ苦さが加わります。充実感のある香りからの印象に比べて、口に含むと透明感のある清らかさに驚きを覚えます。膨らみゆく中で、黄色の果肉をもつ果実の芳醇な印象に、紅茶の風味やタンニン、黄桃の核の芳ばしさ、柑橘の爽やかなほろ苦さなどが絡み合い、コク深い味わいが増していき奥行きが感じられます。この先の熟成で、更に繊細な飲み心地や旨み、複雑性に富んだ味わいが引き出されていくことと期待が沸きます。
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ロー キ ドール ボスコ 2023
¥5,830
ロー キ ドール ボスコ 2023 ワイン名・ボスコ 2023 生産者名/ワイナリー名・ロー キ ドール 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・赤 品種・ピノ・ノワール90%、ガメイ・ドーヴェルニュ10%。 「ロー キ ドール」 ロー・キ・ドールはオーヴェルニュ地方でワイン造りをするカップルのポール・オーブレ・キュヴリエー(Paul Aublet-Cuvelier)とリサ・ル・ポステック(Lisa Le Postec)が手がけるネゴスの共同プロジェクトです。L’Eau Qui Dortの由来は「il faut se méfier de l’eau qui dort = 眠っている水には注意するべし」ということわざで、例えば何の変哲もない浅瀬でも底の形状や潮の流れ次第で人は簡単に溺れてしまうわけで、生産者としてワイン造りに関する全ての要素に対し常に謙虚に向き合い注意深く観察する、強い意志がこの名前に込められています。ポール&リサはオーヴェルニュ地方に自身のドメーヌをそれぞれ所有し、ワインは異なるエリアで造っていますが、このプロジェクトでは「二人の自由な発想」を軸に複数地域の葡萄を醸造しワインを造ります。「他の生産者から買う葡萄は、実際に自分たちの手で育てた葡萄に比べると、年間を通してどの様な天候や栽培方法の元で育ったかについて詳しく知ることはできない。そのため理屈に基づいた手法で、そのポテンシャルを最大に生かすことは難しい。しかし詳細を知らないため、固定観念にとらわれることもない。感性を駆使してワインを造れるのは、それはそれで素晴らしいことだと思う。自由な発想をワイン造りへ反映させる経験を積み上げることこそが、このプロジェクトの価値です。」と彼らは話します。葡萄はオーヴェルニュを始めスペイン国境沿いのカタルーニャやペルピニャン、イタリアのアスティなど、いずれも暑い気候の地域のものですが、その中でも標高が高くワインに冷涼感が強く出やすいものを多く使用します。彼らのワインは全体を通してとてもフレッシュで果実味が充実していますが、最大の魅力はマセラシオンの工程でタンニンが十分に抽出されているにも関わらず、舌触りはとても滑らかで張りも強い。葡萄は十分に熟したものだけを使用するため、果物や土壌由来のエキスが豊富に含まれた味わいに仕上がります。彼らは気さくで明るく、我々の訪問を毎回とても温かく迎え入れてくれます。仕事面ではワインの品質に対する追求心がとても強く感じられ、私たちは彼らと会うたびに刺激をもらっています。ロー・キ・ドールは、二人がそれぞれのドメーヌで多くの困難と対峙しながらも、お互いを支え合い、更なる経験を求めた向上心が生んだプロジェクトなのです。 ボスコ 2023 オーヴェルニュの買い葡萄。全体の50%をダイレクトプレスしたジュースに、残り50%を全房で10日間マセラシオン。樽で7ヶ月間の発酵と熟成。僅かに濁りのある中程度の赤色。熟した赤いプラムやクランベリージュース、ザクロ、葉付きの苺などの赤い果実に、赤紫蘇や小梅、バラのドライフラワー、土を想わせる香りが加わり、明るさの中に奥ゆかしい印象を受けます。ミディアムタッチで瑞々しく流れるように口中へと沁み渡り、ザクロやフランボワーズの小気味良くキリッとした酸や華やかな風味が、甘やかでジューシーな果実味にメリハリを与えながら大きく膨らみます。徐々にじんわりと溢れ出るような旨みが溶け込み、少しトーンが低く落ち着きのある様子が感じられます。可愛らしい果実味とたおやかな印象を兼ね備え、たっぷりと旨みが絡み合う味わい深い1本です。
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ベリー ワイン エクスペリメント テュルビュランス 2022
¥5,500
ベリー ワイン エクスペリメント テュルビュランス 2022 ワイン名・テュルビュランス 2022 生産者名/ワイナリー名・ベリー ワイン エクスペリメント 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・赤 品種・ガメイ・ドーヴェルニュ。 「ベリー ワイン エクスペリメント」 Yahou Fatal(ヤオ・ファタル)のManuel Duveau(マニュエル・デュヴォー)の息子であるAimé Duveau(エメ・デュヴォー)とClaire SAGE(クレール・サージュ)の若き2人により、オーヴェルニュのLa Haute Loireで2020年に設立されました。エメは幼い頃から父親のマニュエルやその周囲の人達を通して、自然派ワインを肌で感じながら育ちました。そのため当たり前のようにマニュエルの畑や醸造する様子を見ており、収穫なども含め手伝うことが普通になっていました。本格的にマニュエルの所で醸造を学んだのは2017年頃からです。カタルーニャとフランスのハーフであるクレールは、彼女のお兄さんとともにカタルーニャワインのインポーターとして仕事をしていました。その仕事を辞めたのと同時期に、インポーターの仕事を通し知り合ったマニュエルから、小さな区画を栽培や醸造を覚えるために耕作してみてはどうかと提案されたことがきっかけで、パリのレストラン4日働き、残りの3日間をオーヴェルニュの葡萄畑で働く日々を送りました。約2年、エメとクレールはマニュエルの元で学び、独立するにあたりLa Haute Loireの地を選びました。ここは、以前広大な葡萄畑が広がっていた地域ですが、フィロキセラの被害により殆どの葡萄の木が抜かれてしまい、彼らはこの場所を復興させたいという思いで、この地でネゴシアンから始めることにしました。本来であれば自社葡萄で醸造をしワインを世に届けたいという気持ちですが、とても良いテロワールでありながら、わずかな区画しか残っていない状況で、新たに葡萄を植えることしか葡萄畑を持つすべがなく、より良い土地を見つけることや植樹の資金を貯めるためこのようなスタートを切る決断となりました。初ヴィンテージとなる2020年は、マニュエルやカタルーニャの有機栽培の葡萄などを使用しS02は使用せず醸造しています。少しづづ基盤を固めていく堅実さを持つ20代の若き2人です。 テュルビュランス 2022 王冠ですがガスはありません。全房で10日間マセラシオン。ファイバータンクで9ヶ月間の発酵と熟成。仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。ドライ苺やクランベリー、新鮮な赤いりんごに、ドライフラワーやドライハーブ、ナツメグなどのスパイスのニュアンス、軽いフュメ香が加わります。ライトタッチで雑味のないピュアな果汁のように伸びやかに喉を通り、繊細でありながらほどよく充実感のある風味に旨味が溶け込み、口中に広がります。時折現れる塩味がエレガントな果実味にメリハリをつけ、アフターにかけて感じられる薫香が深みや奥行きを与えています。
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ブノワ ローゼンベルジェ デザリテロフィーユ 2022
¥7,700
ブノワ ローゼンベルジェ デザリテロフィーユ 2022 ワイン名・デザリテロフィーユ 2022 生産者名/ワイナリー名・ブノワ ローゼンベルジェ 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・ロゼ微発泡 品種・ガメイ・ドーヴェルニュ80%、ハイブリッド20%。 「ブノワ ローゼンベルジェ」 彼は1990年にナントの醸造学校を出て、その後にシャンパーニュの協同組合に就職しましたが、1998年にオーヴェルニュでコンピュータープログラミングの仕事へ転職しています。以降10年間はこの仕事だけでワインには一切関わっておりません。ワインの仕事に戻るきっかけは2010年、友人の野菜畑の作業を手伝ったことで土と触れ合う仕事の喜びを再発見し、考えた末にヴィニュロンに戻ることを決心しました。2012年にブドウ畑の所有者を紹介してもらい、僅か1.5haの畑を借りて造ったワインが12wattsです。どんなことを考えて仕事をしているのか尋ねたところ、「シャンパーニュで働いていた頃の仕事は許される限りの化学物質を用いて、徹底して効率化を求めたものでした。それがとても嫌で耐えられず、ワイン造りと関わることを止めたのです。 戻るのなら誰からも命令されず、理想だと信じる仕事をするのだと決めていました。と言っても、実のところ特別な何かをするわけではないのです。土と私が緊密な関係を築くための仕事とお伝えすれば、きっと皆さんは分かってくださると思います。」と答えてくれました。 デザリテロフィーユ 2022 24時間かけてゆっくりとダイレクトプレス。ステンレスタンクで発酵の途中に瓶詰して14ヶ月間更に発酵と熟成。2024年2月デゴルジュマン。淡いサーモンピンク。りんごやさくらんぼのコンポート、ドライ苺やクランベリー、熟した赤いりんごの甘やかで充実感のある果実香に、生花のバラやドライフラワーの華やかで落ち着きのある印象が加わります。細かな泡立ちで新鮮なりんごから弾けるような溌剌とした酸が絡み合う軽快感があるライトタッチ、それでいてエキス感の詰まった果実の風味が広がります。口中にはシュクレフィレの甘苦くコクの感じられる風味が重なり深みや複雑性を与え、赤いりんごの果皮を想わせるタンニンが全体を引き締め、仄かな塩味は抑揚を与えるように感じられます。チャーミングな中に深みや奥行きの感じられる辛口の仕上がりです。
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ブノワ ローゼンベルジェ シス ローズ 2022
¥8,085
ブノワ ローゼンベルジェ シス ローズ 2022 ワイン名・シス ローズ 2022 生産者名/ワイナリー名・ブノワ ローゼンベルジェ 生産国・フランス 生産地域・オーベルニュ スタイル・ロゼ 品種・ガメイ・ドーヴェルニュ 「ブノワ ローゼンベルジェ」 彼は1990年にナントの醸造学校を出て、その後にシャンパーニュの協同組合に就職しましたが、1998年にオーヴェルニュでコンピュータープログラミングの仕事へ転職しています。以降10年間はこの仕事だけでワインには一切関わっておりません。ワインの仕事に戻るきっかけは2010年、友人の野菜畑の作業を手伝ったことで土と触れ合う仕事の喜びを再発見し、考えた末にヴィニュロンに戻ることを決心しました。2012年にブドウ畑の所有者を紹介してもらい、僅か1.5haの畑を借りて造ったワインが12wattsです。どんなことを考えて仕事をしているのか尋ねたところ、「シャンパーニュで働いていた頃の仕事は許される限りの化学物質を用いて、徹底して効率化を求めたものでした。それがとても嫌で耐えられず、ワイン造りと関わることを止めたのです。 戻るのなら誰からも命令されず、理想だと信じる仕事をするのだと決めていました。と言っても、実のところ特別な何かをするわけではないのです。土と私が緊密な関係を築くための仕事とお伝えすれば、きっと皆さんは分かってくださると思います。」と答えてくれました。 デザリテロフィーユ 2022 王冠ですがガスはありません。全体の10%をダイレクトプレスしたジュースに、残り90%を全房で4日間のマセラシオン。ファイバータンクで11ヶ月間の発酵と熟成。仄かに赤みがかった淡いオレンジ色。さくらんぼのコンポート、ドライ苺やクランベリーなどやや凝縮感のある香りに、苺果汁を想わせるピュアで瑞々しい様子、華やぎのある赤い小さな野バラやドライフラワーの奥ゆかしさ、ほんのりと甘いびわ茶のような芳ばしさが溶け込みます。口に含むと舌先をかすめるガスがあたり、清らかに喉を通ります。それでいて、柔らかくしっとりと馴染むように上品で緻密な果実味が広がります。アフターにかけて僅かにビターな風味が感じられ、余韻に落ち着きのある雰囲気を残します。雑味のない軽やかな飲み心地でありながら、エキスの詰まった充実感のある果実や華やかさ、複雑性の感じられるリッチな辛口の仕上がりです。