グザヴィエ マルシェ プイック 2022
¥4,950 税込
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グザヴィエ マルシェ プイック 2022
ワイン名・プイック 2022
生産者名/ワイナリー名・グザヴィエ マルシェ
生産国・フランス
生産地域・ロワール&リムーザン
スタイル・白
品種・セミヨン、シュナンブラン。
「グザヴィエ マルシェ」
ロワールの土地を離れ、フィロキセラ流行によって荒廃したことからブドウ畑はほとんど存在しない地域となったかつてのリムーザン地方のクルーズ県に移住したグザヴィエ マルシェ。
新天地では、手元で熟成を続けているかつてのロワール時代のワインと南北のブドウ産地からの買いブドウでのワインを届けてくれています。
「〜の霊薬」と名付けられたエリクシールシリーズは、グザヴィエ マルシェ自身が育てたブドウから、その他の名前のキュヴェは、買いブドウから造られています。
ロワール地方アンジュ地区で長年自然派ワイン造りを行っていたグザヴィエ マルシェが、ある日突然、かつてのリムーザン地方の村に移住した…という話は以前もお伝えした通りです。グザヴィエが移住したクルーズ県は、陶器で有名なリモージュの北東の地域で、フランスで2番目に人口の少ない地域と言われています。人口が少ないという点から想像できるように、産業は限定的で畜産と手工業が主な産業となっています。このクルーズ県の農業は、ウシ(リムーザン牛)の飼育が多く、ブタやヒツジも飼育されています。そして気になるブドウですが、リムーザンはフランス南半分で最もブドウの木の少ない地域と言われ、その一部のクルーズ県も、フィロキセラ流行によって荒廃したことからブドウ畑はほとんど存在しない地域となっています。そんなブドウがないクルーズ県に移住したグザヴィエ マルシェ。彼はこの土地で何をしたかったのでしょうか。それは、ワイン造りだけでは完結しない、次世代のための大地を育むという仕事です。ロワールのアンジュ地区に足を運んだことがある人は、覚えていらっしゃるかもしれませんが、アンジュ地区は見渡す限りブドウ、ブドウ、ブドウです。ブドウ畑の面積は20,300haにも及び、生産量は940,000hlとフランスで5番目に大きなブドウ生産県と言われています。この地域の畑は比較的安価なため、新たに自然派ワイン造りに挑戦しようという人にとっては、挑戦しやすい場所でした。グザヴィエ マルシェも異業種からの転職し、スタートしやすアンジュの地で自然派ワイン造りをスタートしました。この地でブドウを育て、また新たに挑戦しようとする若者たちのためにコミュニティを作り、働きながら学べる場も用意しました。しかしグザヴィエが、自身の理想を突き詰めていくなかで、この密集したアンジュの地では、ナチュラルなブドウ栽培には限界があるのではと考えます。そう、高密度なブドウ畑だけでは生態系を作ることができないからです。そこで一念発起したグザヴィエは、かつてブドウは栽培されてはいたものの、現在はほぼ消滅したクルーズ県に移り住みます。この地でヒツジを飼いはじめ、ブドウだけでないあらゆる樹や植物を育て、生態系が調和したなかでのワイン造りに再挑戦しました。といっても、植樹した木からブドウの実が収穫されるのは何年も先のことで、彼の理想が完成するのは、もしかしたら次の世代かもしれないという壮大な挑戦です。ワインを造るための畑仕事だけでないグザヴィエからは、「今ちょうど羊の出産シーズンなんだ」とか「セラーの壁を伝統的な土壁で塗っているよ」とか「新しい樹を植えるのに大忙しだよ」と、ブドウやワインに関してではないニュースがよく届きます。そんな話をすると、グザヴィエ マルシェはワイン造りやめちゃったの?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
植樹したブドウが育つまでは…と彼がかつていたロワール地方の造り手からや、近くなった南西地方やラングドック・ルーション地方の造り手からブドウを買ってワインを造っています。そして、ただの買いブドウでのワイン造りにとどまらないのがグザヴィエ マルシェです。ロワールのグロローと南フランスのカリニャンやシラーをアッサンブラージュ(ブレンド)することで、明るさと奥深さを兼ね備えたワインを誕生させました。そして、まだ一部は自分自身の畑であったブドウから造ったワインも熟成され、時を待っていたりもします。
プイック 2022
ボルドー地方で多く栽培されるセミヨンと、ロワール地方の白ブドウの代名詞であるシュナン ブランという、普段あまり見かけない品種のブレンドで造られるワイン。こうして、普段出会わない品種を組み合わせてワインの新しい魅力を表現するのが、ル ヴァン ア ポワルのワイン造りの特徴。アルコール度数11.5%と軽やで、みずみずしい果実味と美しい酸味のバランスによって飲み心地がとても優しいワインに仕上がっています。口に含んだ瞬間に、まろやかで丸みを感じる果実味があり、そこから爽快に口の中に広がる柑橘のフレーバーがあります。特にグレープフルーツやスウィーティー(=柑橘の品種)のようなフレーバーを感じます。さらに、抜栓して3日しても味に不安定さがなく、しっかりしたバランスを保っているのも魅力です。このワインは、自然酵母のみで発酵させ、厳密な濾過(ろか)や清澄も行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)無添加で造られています。
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