モメントモリ ステアリング アット ザ サン 2023
タイプ:淡醸白
「ステアリング アット ザ サン 2023」
私たちにとって一年のうちで最も待ち遠しいのが、このキュヴェのリリースです。今年でこのキュヴェは 10 回目の醸造を迎えました。言うまでもなく、私はこのワインを完璧に仕上げるために十分な時間を費やしてきました。私たちのフラッグシップワインと言える(もっといい呼び方があればいいのですが)このキュヴェは、オーストラリア国内だけでなく世界中に熱狂的なファンを獲得しています。私は、まさにこのようなワインを造りたくてこの仕事を始めました。10 年もの歳月をかけて完成度を追求してきた結果、このキュヴェは唯一無二のスタイルを獲得したと自負しています。ブレンドは毎年ほぼ同様で、ヴェルメンティーノ、フィアーノ、モスカート・ジャッロを使用しています。ただし、各品種比率はヴィンテージに合わせて調整されます。2022 年ヴィンテージは、ヴェルメンティーノ 45%、フィアーノ 45%、モスカート・ジャッロ 10%です。ブドウは品種ごとにステンレスタンクでスキンコンタクトを行い発酵させますが、スキンコンタクトの期間は品種ごとに異なります。プレスしたワインをそれぞれのタンクに戻し、シュール・リー状態で冬を越してからグラヴィティ・システムによるラッキングを行いブレンド、初夏にボトリングします。このキュヴェのスタイルについてはみなさんすでによくご存知と思いますので、テイスティングコメントは控えます。2023 年ヴィンテージのキャラクターは 2022 年と同様の路線ですが、アルコール度数がやや低く 11%となっています。ミディアムボディで素晴らしいテクスチャーを備えています。洗練されていてピュアでクリーン。偉大なテンションとエネルギーを持ちながらも、持ち前のキャラクターと美点はいささかも失われていません。2023 年の生育期はスキンコンタクトワインにとって理想的に推移しました。それがこのキュヴェに如実に表れています。まさに絶品です!
「モメントモリ」
当主のデイン・ジョーンズはもともとニュージーランドの南島のウエストコースト出身です。2009年にもともとワインに興味を持っていた彼は、ビクトリア州のハートコトート・バレーにあるワイナリーで働き始めます。その間に行ったフランスでの研修中の旅行で、彼はジャン・フランシス・ガヌヴァとピエール・オヴェルノワを訪れ、彼らのワイン造りの哲学や情熱を共有することができました。その経験は今の彼のワインメイキングの核となっています。また彼は今は亡きラディコンのワインと出会い、イタリアのぶどうが持つ華やかな香りや、スキンコンタクトが生む複雑味などに魅了され、多くのキュヴェはイタリアのぶどう品種から成っています。ワイナリーのすべては手作業で行われます。必然的に生産量はかなり少ないものの、SO2無しで尚且つ清潔で純粋なワインを作る唯一の方法は、醗酵からボトリングまでのすべての面において優しく、丁寧に自分ですべてを行うということだと彼は言います。自然酵母による醗酵、無濾過・無清澄・無添加。機械式ポンプは使用しません。ラベルはデインの非常に親しい友人アダム・パラタによって描かれています。アダムは細心の注意と研ぎ澄まされ完成でデインの言葉をイメージし、絵としてそれを表現します。非常に魅力的なモメントモリ・ワインズのラベルはワインと一体になり、飲み手へ感動を届けています。比類なきアロマ、溢れ出すエネルギー、果実味と複雑性、モメントモリ・ワインズにしか表現できない完成度の高いワインです。