2023/11/10 14:24

ボージョレヌーヴォーなんて扱わなければいいじゃない!?


ずいぶんなタイトルで久しぶりのBlog更新です。

私がどうして「ボージョレヌーヴォー」を取り扱うのか、、、どうして本気で取り扱うのかの話になります。

昔・・・30年以上前のお話。
深夜番組でトゥ◯イト2とか、11◯Mとか、ドキドキしながら見ていた頃
11月の第三木曜の前日の深夜に
『今、フランスから明日解禁のボージョレヌーヴォーが到着しました〜』なんて放送を見ていました。。。

収穫〜発酵〜瓶詰め で、日本に11月の第3木曜日の解禁に向けて発送する。
テレビでのギリギリ到着は演出なのかもしれませんが、やはり空輸で輸送しないと間に合わないのがヌーヴォーでしたよね。

今では解禁のだいぶ前には日本に届いていて、しかも船便(フランス〜日本1.5ヶ月)で来ている・・・・一体どうやってワインを醸造しているのでしょうか?

最近の新酒は(全てではありません。どれかだけやってる。とか色々あると思いますが)
・早い収穫(糖度は後で補糖で調整)
・プリムール(確かこんな名前)のケミカル酵母で発酵(1.5倍くらいの発酵スピードになる)
・発酵中のタンク内を温める(これでさらにスピードUP)
てな感じが主流となっているみたい。

これでは早いタイミングで出荷して船で日本にも届きますよね。

もちろん個人的意見ですが、美味しくなるはずもなく。

大手ビールメーカーさんが、取り扱い飲食店様に
「なんとかお願いしますよ〜」
「今年で最後にするので〜」
なんて感じで営業をしちゃうわけで。

飲みたくも売りたくもなくなっちゃうわけです。

でも、私はずぅ〜っと。本気でヌーヴォーを取り扱いしています。
(だいぶ値段も高くなってきたので数は減らしてしまいましたが・・・)

なんで!?

ってな話です。

当店で取り扱う新酒は
上記のことはしていません。至っていつも通りの醸造。
酵母も入れていません。今年のぶどうの出来を確かめる。今年のぶどうに感謝する。そんなワインです。
新酒を飲んで、来年以降にリリースされる今年のぶどうのワインに想いを馳せることができるワイン。
だから、普段から取り扱いしている造り手のワインの新酒を仕入れします。

そして、ワインを造っている人たちにとって
今年のブドウが今年の収入になるのは新酒だけですよね。
(通常は短くて1年後・・・)
だから応援の意味もある。

何より、新酒で落としたワインへの評価を新酒で取り返したいって想いもあります。

新酒というカテゴリーだけど、今飲まなくてもいいし。
来年以降に今年の新酒を飲んでも美味しい(いや、もっと美味しくなっている)から。

今年はマルセルとレミの2生産者の新酒を販売します。

エアの値段が上がってるから日常的な飲み物ではないんですけど。でも。やっぱり飲んでほしい。

今年も私は新酒に本気です。

ps.解禁日の16日。お取り先の飲食店様にフレデリックコサールの2014年にヌーヴォー(1500ml)を持って行って飲もうと思っています。じっくり寝かせた新酒景色・・・一緒にその夜楽しめるお客様・・・ラッキーですよ!