ダリオ プリンチッチ ヴィノ ロッソ 2022
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ダリオ プリンチッチ ヴィノ ロッソ 2022
ワイン名・ヴィノ ロッソ 2022
生産者名/ワイナリー名・ダリオ プリンチッチ
生産国・イタリア
産地・フリウリ
スタイル・赤
品種・メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
もともとダリオ自身が経営する居酒屋で出していたキュヴェですが、今はベルギーと日本のためだけに造ってくれているのだそうです。ボルドー的、ではなく、まさしくフリウリスタイルの赤ワイン。よく熟した赤系果実の香りに、心地よいスパイスと土のニュアンス。滑らかな質感と柔らかな果実味が美しく、葡萄の旨みをじんわりと感じる、味わい深い赤ワインに仕上がっています。
「ダリオ プリンチッチ」
ヨスコ・グラヴネルの親友であり、スタンコ・ラディコンやラ・カステッラーダのニーコとは同級生。 しかし、ダリオは異質だ。彼等が代々続くカンティーナの子供であったのに対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣のレストランやホテルに、食材や、グラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕事をしていたのだと言う。
ワイン造りへの情熱をおさえられるわけもなく、1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わりながら、ワイン造りに対する考えを同じくしていった。
ダリオのワインは特別だ。グラヴネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すような素気ない冷たい印象が全くなく、誰にでも近寄ってきてくれる『優しさ』に溢れている。
華やかで豊潤に香るアタックは口中に強烈に長く留まる。しかしながら、長期間のマセラシオンによる『ワインの重さ』はあまり感じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽さ』がある。
『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちでワインを造っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』
ダリオが言うように、彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果皮浸透によるタンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して果実のフレッシュ感、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。ダリオにしかできない高次元でバランスされたワインと言えるのではないだろうか。
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